大学受験を控える受験生の中には、現代文の受験対策は何をすれば良いのか悩んでいる人もいるのではないかと思います。確かに他の科目ほど明確な目標が難しいです。
今回は、夏休みにおこなう国語の大学受験対策と学習方法を説明します。
この記事を読んで、国語の学習方法と受験対策の基本を理解しましょう。
【大学受験の国語!夏休みの受験対策と学習方法のポイント!】
一部の私立理系大学志望者を除くと大抵の受験生が受験をする国語ですが、対策方法がわからないという人が意外に多いようです。
ここでは、大学受験で夏休みにおこなう国語の受験対策と学習方法を説明します。
英語や数学に比べると後回しになりがちな国語の受験対策をはじめましょう。
現代文の受験対策!夏休みは1日1題を目標に!
大学受験の現代文はどのように対策をすれば良いのかと悩んでいる受験生は意外に多いと言われています。
確かに同じ問題が出題されることはほぼないと考えられます。
英語や数学は、覚えたことの類題が出題されます。理科や社会は暗記をした項目がそのまま出題されることも少なくありません。
国語の中でも古文や漢文は、受験対策をおこなう意味が理解できていても現代文はなかなか手がつけられてない受験生が多いと言われています。
国語が受験科目にある受験生は、現代文を避けることは不可能です。学習の基本でもある現代文を対策なしで望むのはあまり得策とは言えません。
現代文の問題文に使用される言葉は語彙力や読解力を高めるのに適した学習方法です。
読書という考え方もありますが、大学受験用の問題があるのですから利用するのが理想になります。
大学センターレベルの問題で良いので1日1題を目標に取り組むことをオススメします。
現代文は解答の正誤を考えるよりも「解説や要点」などをしっかりと理解する必要があります。
自分の得意なジャンルからでも良いので、様々な問題にチャレンジするのが夏休みの目標です。
現代文はすぐに成果はでませんが、他の科目への影響力もあるので実感できると思います。
古文と漢文の基本知識を身につけよう!
センター試験の古文と漢文は、得意な受験生にとってはサービス問題に思えるかもしれません。一方、古文と漢文が苦手な受験生は、全く解答できない危険性もあります。
古文は、
センター試験で出題される古文文法の問題は、基本問題も多いので取り組まないのは損です。
漢文は、
夏休みの前半は、古文文法と漢文基本構文をしっかり学習しましょう。
古文・漢文の長文問題はいつからはじめる?
古文と漢文は、文法や構文を学習しただけで終了という受験生も少なくありません。古文も漢文も文章問題があるのですから受験対策をおこなうべきです。
他の科目が忙しいという理由で長文に手をつけない受験生もいますが、この記事を読んだ受験生はしっかりと長文対策もおこなってほしいものです。
先ほど、夏休みの前半を利用して古文文法と漢文構文を学習することを推奨しました。
古文や漢文の長文問題は、夏休み後半を利用して学習することをオススメします。
はじめは問題を解くよりも問題になれることや文章中の意味を理解することが大切です。
同じ問題は出題されませんが、同じ文法や構文が登場することは考えられます。
古文や漢文の長文読解も現代文と同じで簡単に成果がわかる科目ではありません。
従って夏から対策をはじめていないと受験までに力をつけることが難しくなります。
【大学受験の国語!夏休み中に克服したい苦手対策の学習方法!】
国語の現代文や古文の長文問題は、時間のとれる夏休み向きの学習です。
はりきって取り組む受験生も多いのですが、学習方法が難しいのも国語の特徴になります。
ここでは、国語が苦手な受験生向けの対策方法を中心に説明していきます。
また、失敗しやすい学習方法も紹介しますので、参考にしてほしいと思います。
受験生が失敗しやすい学習方法と改善策!国語編
国語の学習方法で失敗しやすい方法のひとつに充実した時間を過ごしたことで満足してしまうことです。
簡単に言うと問題文を読んでひたすら問題を解く学習方法になります。
この方法は、問題を数多く解いているので実力向上につながっているように思われます。
国語の場合は、正誤よりも現代文なら解説や内容把握が大切です。
古文や漢文は、現代語訳や文法を合わせて振り返り学習をすることが重要になります。
国語は本文の内容を正しく読み取れているかの確認が成績向上のポイントです。
また、古文と漢文の文法に時間をかけてしまうのも問題です。もちろん古文や漢文の文法は重要ですが、長文問題を秋以降に開始するのでは少々遅すぎます。
英語などでも言えることですが、短文だけでなく長文の中にある文法を学習する必要があります。
夏休み以降は、古文や漢文の文法と長文をわけて考える必要はありません。
現代文の受験対策は無意味なの??
受験生の中には、現代文の受験対策をあまり考えていない人も少なくありません。模試を受験しても同じ問題はでませんし、ある程度得点ができている人に多いようです。
結論から言えば、現代文の受験対策は「必須」になります。
確かに同じ問題は、出題されませんが方向性が似ている文章は頻出する傾向があります。
また、何よりも反復学習をおこなって長文に慣れるということは確実に学力向上につながります。少なくとも読解力が下がることはないので必ず取り組むことをオススメします。
国語の成績は、目に見える成果がでるまでに時間がかかります。従って継続して学習を続けることが最も重要な受験対策になります。
国語が苦手な受験生にオススメする参考書と問題集!
国語が苦手な受験生は、参考書や問題集も選択に悩んでしまうのではないでしょうか?
ここでは、国語が苦手な受験生にオススメの参考書や問題集を紹介します。
「現代文」
・現代文 キーワード読解 [改訂版] Z会
・船口のゼロから読み解く最強の現代文 学研プラス
「現代文 キーワード読解」は、中学受験や高校受験でも必須のテーマとキーワードに注目をした内容になります。
国語に対して苦手意識がある人に特にオススメです。
何度か繰り返し読んでいくと現代文の長文に対する読解の基本が理解できるようになると思います。
他の科目の問題の意味が理解できないという受験生にも向いています。
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」は、国語が苦手な受験生や理系的な思考の受験生にオススメの一冊です。
この参考書は好みがわかれるので注意が必要になります。
大学受験の国語は、「出口」「船口」「田村」といった3人の著書が人気です。
易しい内容の「田村」、
解説に定評のある「出口」、
図解がわかりやすい「船口」になります。
誰の著者が良いかは好みのも問題もありますが、今回は国語が苦手な人に多い「活字が苦手」「読解力がない」タイプにオススメの一冊にしました。
「古文」
・重要古文単語315 桐原書店
・吉野の古典文法スーパー暗記帖―わかる!覚える!受かる! 学研プラス
「重要古文単語315」は、イラスト形式を利用した古文単語の参考書です。
視覚的な要素を考えた暗記方法は、特殊なのでオススメになります。
「吉野の古典文法・・・」は、理系の受験生や古文が本当に苦手な受験生にオススメの一冊です。
基本中の基本ですが、この一冊が理解できていないと先々厳しいと思います。
「漢文」
漢文の基本からセンター試験レベルまでの内容になっています。
この一冊を反復学習で完全に覚えてセンター試験の過去問を併用すれば、センター試験はかなり期待ができます。
【まとめ】
今回は、大学受験対策が難しいと言われている国語の学習方法を説明しました。
夏休みは、国語や古文・漢文の長文に時間をかけられる時期なので充分な対策をオススメします。
また後半では、現代文や古文・漢文が苦手な受験生に向けのオススメ参考書を紹介しています。
国語が得意な受験生向きではありませんのでご注意ください。
国語は急激に成果の出る科目ではりませんが、毎日の努力が確実に実を結びます。
また、他の科目での読解力向上にも役立ちます。
https://study393.com/english/
https://study393.com/mathematics/