併願校選びで第一志望合格効果?併願校の選び型のポイント!

中学受験

中学受験の併願校は、第二志望や滑り止めという役割もあります。

 

一方で、第一志望校に合格するための受験にもなっています。

 

今回は、中学受験の併願校選びのポイントを説明していきます。

 

お子さんの受験前の成績や性格なども考えた選び型になるので、参考にしてください。

 

 

【第一志望合格を考えた併願校の受験日程】

中学受験は、大学受験などと比べると短期間での日程になる傾向があります。

 

特に受験日程終盤は、倍率も高くなるので難易度があがります。

 

ここでは、中学受験の第一志望校の合格を意識した併願校の受験日程を説明していきます。

 

併願校といっても選択方法を間違えると、第一志望の受験にも影響がでます。

お試し受験は必要?どんな学校を受けるべき?

中学受験にとってお試し受験は、定番のスタイルになっています。

 

特に首都圏の中学受験では、1月中に地方にある中学校の首都圏会場の入試を利用する受験生が多くなっています。

 

お試し受験の必要性に関しての結論を言えば、可能な限り複数校の受験がオススメになります。

 

できれば、安全校レベルを1~2校とチャレンジ校を1校が理想です。

 

お試し受験を受けるメリットは、大きく考えて3つあります。

 

あくまでも第一志望校合格のためにおこなう受験だと再認識することを忘れてはいけません。

 

お試し受験をする3つの目的

・受験本番に慣れるため

・合格という喜びを実感するため

・不合格に負けないメンタルを持つため

 

「受験本番に慣れる」ことは、中学受験にとって重要なことです。

 

模試とは異なる独特の雰囲気は、できるだけお試し受験で味わっておくことをオススメします。

 

お試し受験で安全校を受験して「合格を実感する」とモチベーションが一気に高くなります。

 

もちろん油断につながらないように、親御さんがコントロールすることが重要です。

 

最後に「不合格の経験」も重要なことです。

 

 

中学受験で第一志望校に合格できる受験生は限られています。

 

多くの受験生は、リアルな第一志望を含め併願校に通うことになります。

 

そのためにも不合格という経験が重要になることがあります。

 

第一志望校が不合格になってもあきらめずに第二志望校合格を目指せる強いメンタルをつくる必要があります。

 

このときに親御さんも動揺しない強い気持ちをつくってください。

午後入試はチャレンジ校と併願校のどちらがオススメ?

午後入試を採用している私立中学校が多くなっています。

 

特に中堅校と呼ばれる中学校の受験が連日各地であるので、有意義に利用してほしいと思います。

 

初めての中学受験を迎える受験生を持つ親御さんの中には、体力的なことや精神的な疲れを不安に思うケースもあるようです。

 

確かにお子さんの体力や性格によって違いがあります。

 

午後受験を受験する場合は、チャレンジ校よりも安全校を中心に受験することをオススメします。

 

特に前半で合格を勝ち取ることは、終盤に向けて大きな意味があります。

 

体力的に不安のある受験生は、日程に注意をするか万が一に備えた出願という考え方もあります。

 

お子さんの性格や体力にも関係するので、事前に決めておくことをオススメします。

 

午後入試に選ぶ中学校は午後のみであれば問題ありませんが、別の中学校を受験する場合は、できるだけ近距離の中学校を受験するのが理想です。

 

当日の交通機関や昼食のことなども事前に確認するのは、親御さんの役目です。

 

できるだけお子さんに負担をかけないようにしてください。

安全校の受験!受験日程の前半と後半どちらがオススメ?

併願校の中でも確実に合格したい受験校のことを「安全校」として考えます。

 

中学受験の「安全校」は自分の偏差値よりも5以上低い中学校が目安になります。

 

「安全校」=自分の偏差値よりも5以上低い

 

中学受験の日程は、地域によって異なります。

 

 

首都圏は2/1~2/5くらいまでに多くの中学校が受験日になっています。

 

 

安全校の受験は、中堅日程のできるだけ前半に予定することをオススメします。

 

理由は、受験生の精神的な面と後半受験の厳しさを考慮するからです。

 

精神的な面は、何より合格校を決めることが受験生にとって大きな力になるからです。

 

首都圏であれば、

 

2/2の午後受験までに合格を決めておくのが理想になります。

 

 

後半になると基本的に募集人数が少なくなりますし、受験倍率も高くなります。

 

特に中堅校でも人気校や大学附属校ともなると「安全校」とは呼べなくなることもあります。

 

もちろん序盤で第二志望校など併願校の中でも優先順位の高い中学校の合格を手にいれた場合は、

 

最後まで強気の受験でも問題ありません。

 

 

 

【第一志望校合格を実現させるための併願校選びと受験戦略】

 

中学受験の第一志望は基本的に変更しないのが理想です。

 

その反面、リアルな実力相応校や併願校もできるだけお子さんが通いたいと願う中学校を選択する必要があります。

 

ここでは、第一志望校合格を実現させるための併願校選びのポイントを説明していきます。

 

併願校選びは、偏差値よりも第一志望に似ている校風の中学校を選ぶことが重要です。

第一志望の複数日程の考え方と受験方法

第一志望校の中学校が複数日程を採用している場合は、全て受験するかを迷うことがあります。

 

結論から言えば、併願校次第というのが本音になります。

 

第一志望校を全て受験したいのであれば、併願校で早めに合格を確保しておく必要があります。

 

そのため併願校でチャレンジをするのは、できるだけ避けることが重要です。

 

難関校を狙う受験生の中には、全ての日程で自分の偏差値以上の受験をすることがあります。

 

このような受験日程は、かなり危険になるのでオススメできません。

 

中堅校を第一志望にしている場合は、受験要項を事前に確認することをオススメします。

 

複数回受験をすると受験料以外にも、優遇されることがあります。

 

本来であれば、第一志望は全て受験するのが理想です。

 

第一志望の受験と合格のためにも併願校選びを慎重におこなうことが必要になります。

受験生は常に最善!保護者は常に状況判断!

中学受験の期間は、様々なアクシデントや想定外の結果になることも考えられます。

 

受験生は基本的に目の前の受験に集中しなくてはいけません。

 

保護者の役目は、受験より前にあらゆるケースを考えてシミュレーションをおこなっておくことが重要になります。

 

日々の受験の合否によって、併願校を安全校とチャレンジ校や実力相応校にする必要があります。

 

また、状況次第で追加の出願もあらかじめ検討しておくとスムーズに対応ができます。

 

親御さんの喜怒哀楽や焦りは、確実にお子さんに伝わってしまいます。

 

中学受験は最後まで、一喜一憂をしないようにするのが理想だと考えてください。

受験と精神論!合格への気持ちと合否の関係!

第一志望に合格するお子さんの特徴でもっとも大きいのは、志望校へ通いたいという気持ちです。

 

精神論などは信じられないかもしれませんが、とても重要なことです。

 

 

難関校や中堅校にかかわらず、わずか数点で合否がわかれてしまうのが中学受験です。

 

わずか数点の伸びは、受験までの受験対策や当日の気持ちが大きく左右します。

 

中学受験の基本は、毎日の学習を継続しておこなうことです。

 

合否につながる大部分も受験対策になりますが、最後の決め手はあきらめない気持ちになることも少なくありません。

 

 

【併願校受験のパターンとお子さんに適した受験日程】

 

ここまでは、第一志望の受験を考えた併願校の選び方を説明してきました。

 

問題は、受験生であるお子さんの性格や成績状況によって受験日程を考える必要があるということです。

 

ここでは、お子さんの性格や成績状況によって考えられる併願校の受験日程を説明していきます。

 

あくまでも一例になるので、参考程度に考えることをオススメします。

 

※この日程は主に首都圏が参考になると思います。また第一志望校は自分の偏差値より5~10上のチャレンジ校を想定しています。

お子さんの成績が安定している場合の受験日程と併願校

お子さんの成績が年間を通じて安定している場合は、実力が安定しているという考え方になります。

 

このタイプのお子さんは、基本的なスケジュールを組むのが理想です。

 

1月におこなうお試し受験は、実力相応校と安全校を受験することをオススメします。

 

合格の実感と中学受験に慣れることで、第一志望受験を有利にしていきます。

 

第一志望校が前半日程にある場合は、午後入試のできるだけ序盤で安全校の合格を狙いたいところです。

 

中盤は実力相応校を受験して、あまり無理をしない方が無難になります。

 

終盤日程は、ここまでに合格校があれば上位校にチャレンジをしても良いと思います。

 

一方、合格校が決まっていない場合は、安全校を受験することになります。

お子さんの成績が不安定な場合の受験日程と併願校

お子さんの成績が年間を通じて不安定な場合は、最も良い偏差値を第一志望校やリアルな第一志望校として考えます。

 

第一志望校は変えないのが鉄則なので、日程と合わせながらリアルな第一志望も決めることになります。

 

安全校は、偏差値がもっとも低いときの数値を基準にするのが理想です。

 

このタイプのお子さんは、科目による得意や不得意よりも単元による得意・不得意があると予期せぬ結果になることもあります。

 

基本は安全策がオススメになります。

 

1月のお試し受験は、安全校で確実に合格したいところです。

 

第一志望校の日程によりますが、午後は安全校で他の日程は実力相応校の受験が理想になります。

お子さんの成績が好調な場合の受験日程と併願校

お子さんの成績が好調な場合は、ある程度強気な日程を組むことをオススメします。

 

特に秋から成績が伸びている場合は、期待が大きくなります。

 

1月のお試し受験は、実力相応校とチャレンジ校でも良いと思います。

 

受験校日程は、第一志望校を中心にチャレンジ校と実力相応校中心でスケジュールを組みます。

 

受験前半の午後受験で必ず安全校の受験をオススメします。

 

ここで合格をしている場合は、終盤まで実力相応校とチャレンジ校の受験が可能です。

 

万が一、前半で合格校がない場合は、素直に後半で安全校の合格をねらうことになります。

 

強気と自信過剰は違いますので、最後まで慎重に受験に挑むことをオススメします。

お子さんの成績が不調な場合の受験日程と併願校

お子さんの成績が不調な場合は、実力的な場合と短期間のスランプによって考え方が異なります。

 

どちらにしても、焦らず受験本番に目標を定めることが重要です。

 

どんなに不調で成績が下降していても、第一志望校は変える必要はありません。

 

併願校とリアルな第一志望校を検討する必要があります。

 

第一志望校の日程にもよりますが、できるだけ前半に安全校の合格が欲しいところです。

 

成績が不調でも合格という結果が、プラスになることは間違いありません。

 

 

どちらにしても、第一志望以外はできるだけ実力相応校と安全校を中心に日程を組む必要があります。

 

事前にダブル出願も視野にいれて、柔軟に対応できるようにすることをオススメします。

【まとめ】

今回は、第一志望の合格を視野に入れた併願校の決め方とお子さんの成績状況に応じた対応策を説明しました。

 

原則、第一志望校は変更してはいけません。

 

中学受験は、大学受験よりも想定外の結果が考えられます。

 

親御さんは、お子さんの受験に影響がでないように事前に対応策を考えることをオススメします。