小学生向けの通信教育探しで最初に思いつくのが「進研ゼミ」という親御さんも多いのではないでしょうか?実際に知名度や信頼性を考えると最初の選択肢になると思います。
今回は、進研ゼミ小学講座の特徴やオススメの利用方法を説明していきます。
この記事を読んで進研ゼミ小学講座の利用方法の参考にしてください。
【進研ゼミ小学講座の基本と概要】
通信教育を選ぶときは、運営企業や講座の特徴を理解することが大切です。
特に学習内容と費用に関する情報は把握しておかなければなりません。
ここでは、進研ゼミ小学講座の基本と概要を説明していきます。進研ゼミ小学講座の特徴を理解してほしいと思います。
進研ゼミの運営企業
・運営企業
株式会社ベネッセコーポレーション
進研ゼミ小学講座の運営企業であるベネッセコーポレーションは、株式会社ベネッセホールディングのグループ企業で、教育部門の企業のひとつになります。
進研ゼミは、小学講座以外に幼児講座・中学講座・高校講座があります。小学生講座に限らず多くの世代に人気のある通信教育です。
進研ゼミ小学講座の学習内容
・対象学年
・科目
・小学1年生~小学2年生
国語・算数・英語
・小学3年生~小学6年生
国語・算数・理科・社会・英語
※小学生講座の他に中学受験講座あり
・主なサービス内容
チャレンジ:
「実際に書いて学ぶ」スタイルの進研ゼミで、教科書対応になっています。お子さんのレベルに合わせて基礎力重視を標準コースと難易度高めの挑戦コースがあります。
進研ゼミおなじみの赤ペン先生による添削と学習指導をサポートしてくれます。また定期的におこなう実力診断テストで、苦手科目や単元を見つけることも可能です。
チャレンジタッチ:
音声と動画を基本とした学習スタイルで、専用タブレットを使用します。お子さんのレベルに合わせて、標準コースと挑戦コースを科目ごとに選択できます。
定期的におこなう実力診断テストと月1回の赤ペン先生による添削指導は、チャレンジタッチにもあります。
費用:
入会金 無料
月額 3,680円
※6ヵ月分一括払い
19,800円(月々3,300円)
※12ヵ月分一括払い
35,760円(月々2,980円)
チャレンジとチャレンジタッチの費用は同じです。
※費用は変更することもあるので、公式ホームページで確認することをオススメします。
進研ゼミ小学講座の特徴と基本
チャレンジとチャレンジタッチは、対照的な特徴があります。
チャレンジは書いて学ぶスタイルで、チャレンジタッチは楽しみながら学ぶという印象です。
どちらも毎月届くテキスト(チャレンジタッチは配信型)を使用する学習スタイルです。チャレンジは、テキストで学んでから問題集を解く一般的な内容になります。
チャレンジタッチは、メインレッスンで学んでから専用の問題を解くことになります。理解度に応じて個別の問題になるのが、最大の特徴です。
毎月保護者向けの教育情報誌が届きます(チャレンジタッチは配信)。教科書に沿った内容と、個別の丁寧な指導はこれまでの信頼と実績から安心できる内容です。
【進研ゼミ小学講座はお子さんに適しているか?判断してみよう!】
進研ゼミ小学講座の基本的な内容が理解できたと思います。次に自分のお子さんの性格やご家庭の学習目的に適しているかを確認する必要があります。
ここでは、進研ゼミ小学講座の口コミでわかるメリットとデメリットを紹介します。口コミから進研ゼミ小学講座を独自評価してみたいと考えています。
進研ゼミ小学講座のメリットを口コミで判断
チャレンジ
- 毎日の学習範囲が適量なので問題なく取り組める。
- 理科の教材に実験キットなどがあるのが魅力。
- 赤ペン先生の添削が丁寧なので信頼できる。
チャレンジタッチ
- ゲーム感覚で楽しく学ぶ事ができる。
- 学習の進捗状況が親御さんのスマホ等にメールが届く。
- 以前に学んだ内容の反復学習が容易にできる。
進研ゼミ小学講座のデメリットを口コミで判断
チャレンジ
- 丸つけを親御さんがおこなう必要があるので面倒。
- テキストや付録等の管理に保管場所が必要。
チャレンジタッチ
- 専用タブレットの充電時間が短い。
- 専用タブレットなので故障や破損が心配。
口コミから判断する進研ゼミ小学講座の独断評価
チャレンジ
昔ながらの書いて覚えるスタイルの他に実験キットなどがあるのも魅力です。
親御さんの丸つけは大変だと思いますが、小学生の学習は親御さんもできる限りサポートするのが理想になります。
日々の学習範囲は決して多くはありませんが、学習の習慣化がついていないお子さんだと「後で」という気持ちからため込んでしまう危険性があります。
チャレンジタッチ
ゲーム感覚で楽しみながら学べるスタイルは、学習の習慣化を身につけるのに最適です。ふり返り学習もやりやすいので、効率的な学習が可能になります。
タブレット本体への問題点もありますが、問題の多くが選択式というのは考える力を身につける点でマイナス評価になります。
【進研ゼミ小学講座を検討してみよう!】
進研ゼミ小学講座のメリットとデメリットを、口コミを参考に紹介しました。次にお子さんとの相性を確認する必要があります。
ここでは、進研ゼミ小学講座が向いているお子さんの説明をはじめ中学受験やオススメの活用方法を掲載しておきます。
進研ゼミ小学講座が向いているお子さんとは?
進研ゼミ小学講座は、比較的広い範囲の学習目的に対応していると判断できます。
お子さんの性格や現状から「チャレンジ」と「チャレンジタッチ」を選ぶことをオススメします。
チャレンジとチャレンジタッチはコース変更することも可能ですが、学習の習慣化を身につけたい場合はチャレンジタッチをオススメします。
チャレンジとチャレンジタッチには、それぞれの良い面と悪い面があります。ただし、メリットやデメリットは、お子さんの性格や学習への姿勢によって変わるので注意が必要です。
総合的に考えると進研ゼミ小学講座は、幅広い範囲のお子さんに適した学習スタイルだと判断できます。お子さんの学習状況や性格によって、コース選びで対応することをオススメします。
進研ゼミ小学講座の中学受験への対応は?通塾との併用は可能か?
進研ゼミ小学講座の中学受験への対応は、別コースの中学受験講座を利用する必要があります。
通常コースにも応用向けコースがありますが、中学受験向きとは言えません。
中学受験講座は、公立中高一貫や私立中学校の受験に対応できるようになっています。中学受験講座のみで中学受験をするのであれば、中堅校が目標にするのが理想です。
難関中学校への受験を検討している場合は、進学塾との併用か進学塾と他のオンライン塾との併用がオススメです。
進研ゼミの中学受験講座は中堅校の受験に対応しているレベルですが、問題演習や模試を別途考える必要があります。
進研ゼミ小学講座のオススメする活用方法!
進研ゼミ小学講座のオススメする活用方法は、学習の習慣化になります。自分から学ぶ習慣や、学ぶことの楽しさを身につけることが期待できる学習システムです。
中学受験を検討しているご家庭も「学習の習慣化」は、お子さんが必ず身につける必要がある習慣です。遠回りのようですが、自分から学ぶことが受験でも必須になります。
中学受験で中堅校を目指すのであれば、中学講座の利用と他のオンライン塾の併用もオススメです。もちろん、単独受講でも充分可能な内容になります。
万能型の進研ゼミ小学講座と中学受験講座ですが、お子さんとの相性もあるので早めの資料請求や取り組みをオススメします。
【まとめ】
今回は、進研ゼミ小学生講座の基本的な内容と活用方法について説明をしました。学習環境によって今後のお子さんの進路にも大きな影響が考えられます。
中学受験の有無に関わらず小学生の学習には、親御さんのサポートが必要です。可能な範囲で良いので、親子で学習に取り組む習慣化をオススメします。