小学生向けの塾の種類や方針と自分に適した塾選びのポイント!

小学生向け

2020年の大きな行事と言えば、東京オリンピック(2021年に延期)ですが学校教育も大きく変わろうとしています。

小学校でも学習要項が変わることが決定しています。

今回は、小学生向けの塾の種類や方針をはじめ個々にあわせた塾の選び方のポイントを説明していきます。

中学受験の有無にかかわらず塾選びの参考にして欲しいと思います。

 

【小学生向け塾!集団タイプと個別タイプの特徴!】

小学生向けの塾には、タイプ的に集団指導と個別指導があります。目的別として中学受験を視野に入れた塾と学校の学習に沿ったレベルの塾が存在します。

ここでは、集団指導タイプと個別指導タイプの塾の違いと向いているお子さんのタイプを説明します。

また、首都圏で特に中学受験に特化した塾も紹介します。

集団指導タイプの塾の特徴や向いている小学生

集団指導タイプの塾には、中学受験を中心に考えている塾と小学校の授業に対応できる学力を目指すタイプの2通りあります。

中学受験を中心

小学校の授業に対応

中学受験に特化した塾は別途説明します。

ここでの集団指導タイプの塾は、あくまでも学校の授業に対応できる水準になります。

小学校の授業に対応する集団指導タイプの塾の多くは、集団といっても小規模のことが多くなっています。また1クラスの人数も決して多くはありません。

このようなタイプの塾は、以前は主流となっていましたが近年の集団指導タイプの塾の多くは、中学受験を意識した指導方法になっています。

集団指導タイプの塾に適した性格のお子さんは、やはり積極的なタイプが良いと思います。

単純に競争意識という意味ではなく集団授業に対する考え方の違いになります。

個別指導タイプの塾の特徴や向いている小学生

個別指導タイプの塾は、小学校の授業に対応するために利用するお子さんと中学受験用の塾の補助として利用するお子さんも存在します。

個別指導タイプの塾の最大の特徴は、お子さん個々の学習到達度や目標に応じたスケジュールで管理できるところです。

お子さんによって得意な科目と不得意な科目に個人差があります。集団指導タイプの塾では個々への対応は難しくなるので、個人指導タイプの塾が多くなるのもうなずけます。

また、極度に学習理解度がおくれてしまう「発達障害」などをもったお子さんは、個人指導タイプでも独自の指導法をおこなっている塾が多くなりました。

小学生の個別指導タイプの塾には、お子さんの学習到達レベルや将来の目標によって選択肢が広くなっているのが最大のメリットになります。

個別指導タイプの塾に向いているお子さんの性格は、控えめな性格のお子さんはコチラのタイプが良いと思います。特に学習成果がおくれている場合は、個別指導タイプ一択です。

中学受験に特化した塾の特徴

中学受験に対応する塾にも様々なタイプがあります。

ここでは、分類と特徴を簡単に説明します。一言で中学受験対応といっても様々な指導方法があります。

・Aタイプ

学校の授業を中心に私立中学校受験を考える塾

・Bタイプ

私立中学校受験と公立中高一貫校受験を考える塾

・Cタイプ

私立難関中学校受験公立難関中高一貫校受験を考える塾

 

Aタイプの塾は、

基本は学校の学習レベルを考えています。ただし実力や希望に応じて私立中学校の受験も視野にいれます。

 

Bタイプの塾は、

地元密着タイプの塾が比較的多くなっています。集団指導タイプ型で中規模塾というイメージになります。

 

Cタイプの塾は、

進学塾とも呼ばれる大手進学塾がこのタイプになります。首都圏だと「日能研」「四谷大塚」「SAPIX」「早稲田アカデミー」あたりが、代表的な存在です。このタイプの進学塾はそれぞれに得意なレベルがあります。全体的に難関私立中学校を中心に受験を希望するハイレベルな学習を指導しています。

 

【小学生の塾!学力レベルと目標から選ぶポイント】

小学校の塾は、お子さんの学力レベルや中学受験の有無で塾を選択する必要があります。受験を考える場合は、受験校のレベルによって塾や模試を考えることになります。

事前に説明しておきますが、私立中学校の偏差値50というのは、小学校6年生全体の偏差値ではありません。

あくまでも中学受験を目標としている水準の生徒の偏差値です。

従って、私立中学校の偏差値が50未満となっていても高校や大学の偏差値に置き換えると偏差値55~60くらいのレベルになると思って間違いはありません。

偏差値40台の私立中学校だからと言って簡単に入れるわけではありません。

少なくとも小学校の教科書レベルは、超えた問題が入試で出題されます。

学校の授業の復習と定期テスト対策が希望の小学生にオススメの塾

学校の授業についていけないというお子さんは、できれば地域にある小規模の塾か個人指導タイプの塾がオススメになります。

自分のペースにあわせて徐々に理解をすることが必要なので、個人指導タイプが理想になります。

また個人指導タイプの塾だと本人のやる気を出すことも目的としています。

小学生の場合、ほんのわずかなきっかけで成績が一気に上がるお子さんも少なくありません。決して勉強ができないというわけではないので、指導方法を重視しましょう。

私立中学校や公立中高一貫校を受験希望の小学生にオススメの塾

私立中堅校や地元の公立中高一貫校の受験を考えるお子さんは、地元の中規模タイプの集団指導塾や大手進学塾の低めのクラスがオススメです。

もちろん、お子さんの性格や学習の進め方の特徴によって、個人指導タイプが適している可能性もあります。小学校4年生までにある程度見極めができると先が楽になります。

私立中堅校と公立中高一貫校の組み合わせで受験をするお子さんはかなり多くなります。

特に公立中高一貫校は、進学を意識した学習内容に変わっているので今後は更に難易度が高くなると思います。

最難関と呼ばれる私立中学校を受験希望の小学生にオススメの塾

私立難関校や公立難関校を目指すお子さんは、大手進学塾がオススメとなります。

首都圏だと「日能研」「四谷大塚」「SAPIX」「早稲田アカデミー」あたりが人気です。

特に男子御三家・女子御三家と呼ばれるレベルの受験を希望する場合は、大手進学塾でも上位クラスで講義を受ける必要があります。

このタイプの進学塾の多くは、入塾テストがおこなわれます。

クラスによって指導内容や目標校も変わってきますので、注意が必要になります。

 

【受験激戦4地区の代表的な塾を紹介!】

中学受験が激戦と呼ばれる4地区の代表的な塾を紹介します。一般的に人気のある塾と難関中学受験にオススメの塾とわけて説明をしていきます。

塾の選択に関しては、見学や説明会などを利用することを強くオススメします。

また、進学塾の場合できれば4年生からの入塾が理想になります。

激戦4地区
集団指導タイプ個別指導タイプ中学受験に強い塾
東京栄光ゼミナール
市進学院
臨海セミナー 小中学部
東京個別指導学院(ベネッセグループ)
栄光の個別ビザビ
個別指導の明光義塾
日能研
栄光ゼミナール
サピックス小学部
四谷大塚
神奈川臨海セミナー
中萬学院
栄光ゼミナール
中萬学院 CGパーソナル
東京個別指導学院
城南コベッツ
日能研
栄光ゼミナール
SAPIX
四谷大塚
愛知左鳴予備校(初中等部)
明倫ゼミナール
京進
個別教室のトライ
個別指導京進スクール・ワン
個別指導 スクールIE
日能研
明倫ゼミナール
名進研
大阪開成教育セミナー
馬渕教室
類塾
個別指導学院フリーステップ
個別指導キャンパス
個別指導アップ学習会
日能研
馬渕教室
浜学園

 

東京都にある小学生にオススメの塾

【集団指導タイプの塾】

・栄光ゼミナール

集団指導タイプといっても少人数制を基本にしている塾です。個々の生徒に対するサポート体制に定評のある塾なので人気があります。

・市進学院

面倒見の良さが人気の市進学院は、クラス全体で授業に取り組む姿勢が特徴です。小学校の学習から中学受験まで対応しているので、多くの小学生が通っています。

・臨海セミナー 小中学部

臨海セミナーの基本は、「反復学習」になります。生徒がわかるようになるまで指導をする考え方は、学習の習慣をつけるのにオススメです。

 

【個別指導タイプの塾】

・東京個別指導学院(ベネッセグループ)

個別指導タイプの塾としては、老舗の部類になります。東京個別指導学院の最大の特徴は、実績と規模の大きさから確立した指導方法です。

・栄光の個別ビザビ

個別指導タイプの良さが理解できる塾になります。お子さんの生活環境に合わせたスケジュールで定期テスト以外に中学受験にも対応しています。

・個別指導の明光義塾

独自の指導方法が人気の明光義塾は、お子さんの学習に対する気持ちを向上させるのが評判のようです。中学受験にも対応しています。

 

【中学受験に強い塾】

・日能研

中学受験と言えば日能研と呼ばれるほど全国的に知名度と実績のある進学塾です。中堅校から難関校まで幅広い範囲の情報と指導が特徴になります。

・栄光ゼミナール

栄光ゼミナールは、一般的な集団指導タイプの塾としても人気があります。ただし首都圏の中学入試に注目をすると多少後手というイメージです。

・サピックス小学部

進学塾の多くが実施してるスパイラル式の指導方法になります。少数精鋭のイメージが強いサピックスは、最難関校の受験向けの塾として人気があります。

・四谷大塚

中学受験三大模試に四谷大塚の模試がふくまれるほど難関校を受験する生徒には必須の模試を主催。テキストの質の高さには定評があるので、他塾でも利用しています。

神奈川県にある小学生にオススメの塾

【集団指導タイプの塾】

・臨海セミナー

集団指導タイプの地元塾として人気がある臨海セミナーは、神奈川県では中心的な存在です。受験クラスと一般クラスにわかれているので目的別に選択できます。

・中萬学院

中萬学院は神奈川県に密着したタイプの塾です。公立中高一貫校への受験を得意としている傾向があるので、進学先によっては視野に入れても良いと思います。

・栄光ゼミナール

東京でも人気の栄光ゼミナールは、お子さんの中学受験の有無によってクラスを選択することもできます。特にやる気を出させる指導方法に定評があります。

 

 

【個別指導タイプの塾】

・中萬学院 CGパーソナル

地域の受験に強い中萬学院の指導方法が、魅力になります。中堅校から進学校への受験合格実績が高いと思います。

・東京個別指導学院

首都圏の個別指導タイプの塾として、筆頭候補になる人気の塾です。長い経験や実績は、確実に結果につながっています。

・城南コベッツ

城南コベッツは、「栄光の個別ビザビ」と並ぶ人気をもつ個別指導タイプの塾です。

小学生も塾生もいますが、中学生向きのような落ち着き感があります。

 

 

【中学受験に強い塾】

・日能研

基本的な顔ぶれは、東京都と同じです。

日能研は中学受験三大模試のひとつが日能研の主催する模試になります。全国的な進学塾なので幅広い学習成果は期待できます。

・栄光ゼミナール

栄光ゼミナールは、今回共に紹介している中学受験に強い塾としては、やや不足気味ですが、中堅校を特区長に実績を伸ばしています。

・SAPIX

東京都でも紹介しましたが、最難関と言われる私立中学校を目指す受験生が通う塾として知られています。低学年から独自のシステムを取り入れているのも特徴のひとつです。

・四谷大塚

四谷大塚は、お子さんの所属するクラスで志望校のレベルを想定しやすい塾です。四谷大塚の主催する模試は全国レベルですが、難易度もかなり高いので注意が必要になります。

愛知県にある小学生にオススメの塾

【集団指導タイプの塾】

・左鳴予備校(初中等部)

左鳴予備校の最大の特徴・魅力は、「サナスタ」と呼ばれる同塾独自の学習指導システムです。小学校低学年向けの学習指導方法は無料体験も可能になります。

・明倫ゼミナール

明倫ゼミナールは、中学受験から大学受験まで幅広い世代の進学塾として人気です。難関私立中学校への実績も高いので安定感があります。

・京進

東海・関西地区で人気の京進は、中学受験の実績もあります。最新の脳科学理論を活用した指導方法が特徴的になっています。

 

 

【個別指導タイプの塾】

・個別教室のトライ

家庭教師のトライで知られている個別教室のトライは、家庭教師と同様に完全1対1の指導方法をおこなっています。個別指導の実績は十分だと思います。

・個別指導京進スクール・ワン

京進と同様に脳科学を授業方針にとりいれているので、同様の効果が個別指導でも期待できます。「聞く時間」と「解く時間」を区分して飽きのない指導が特徴です。

・個別指導 スクールIE

個別指導スクールIEの指導方法は、最も個別指導の良さを考えている指導方法です。個々に応じたスケジュールや学習レベルは、詳細なデータをもとに考えられています。

 

【中学受験に強い塾】

・日能研

中学受験の日能研は、幅広い範囲で中学受験をささえています。主催する模試は、首都圏だけでなく様々な地域で実施されています。

・明倫ゼミナール

集団指導タイプの塾ですが、基本は生徒ひとりに対してひとつの学習プログラムのイメージがあります。「褒める」ことで生徒に自信を持たせる指導方法が特徴です。

・名進研

首都圏の日能研、愛知・岐阜の名進研と言っても実績の高さは過言ではありません。東海地区では、難関私立中学校への合格者を多数輩出しています。

大阪府にある小学生にオススメの塾

【集団指導タイプの塾】

・開成教育セミナー

独自の指導方法で人気のある開成教育セミナーは、早い学年から大学受験を視野にいれた学習方法が特徴です。講師の実力も注目されています。

・馬渕教室

馬渕教室は、主に高校受験を視野に入れた塾ですが、中学受験向けのクラスもあります。第一志望合格を目指す指導方法が基本になります。

・類塾

独自の指導方法は、中学生だけでなく小学生向けの塾としても人気があります。問題を解くことがゴールではなく、自分で教えられるだけの学力を目指しています。

 

【個別指導タイプの塾】

・個別指導学院フリーステップ

個別指導学院フリーステップは、講師1人に対して受講生1人か2人になります。また、講師陣の採用率が低いことで知られている質の高い指導方法が期待できます。

・個別指導キャンパス

個別指導キャンパスの指導方法は、「褒めて伸ばす」を基本にしています。また、保護者にとって嬉しい低価格での指導も可能になっています。

・個別指導アップ学習会

主に中学生からの利用者が多い個別指導アップ学習会です。受講生ひとりの存在を大切に考えているので、引っ込み思案のお子さんにもオススメできます。

 

【中学受験に強い塾】

・日能研

首都圏に比べると日能研の知名度は高くありませんが、それでも中学受験大手の進学塾なだけにどこの都道府県でも注目をされています。

・馬渕教室

関西地区の最難関中学校を目指す人にオススメできるのが、馬渕教室になります。志望校の合格を目指して夢を実現させるだけの指導方法が自慢でもあります。

・浜学園

関西地区の中学受験に特化した進学塾と言えば、浜学園だと思います。「講義」→「家庭学習」→「復習テスト」をおこなうことで、知識の定着をねらっています。

【まとめ】

今回は、小学生向けの塾の特徴やお子さんの性格に応じた塾の選び方を説明しました。後半は、様々な塾を紹介していますがお子さんに適した塾かはわかりません。

これだけの塾がありますが、塾によって指導方法が異なるようにお子さんの性格によって塾を考えなくてはなりません。

同じ塾でも教室によって講師との相性もあると思います。入塾を検討するときは、充分な下調べと見学をすることをオススメします。

https://study393.com/cram-school-2/

 

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