受験生と保護者必見!私立高校の種類と特徴を受験初心者向けに解説!

中学受験

私立中高一貫校や公立中高一貫校が人気になる中、私立高校の存在も受験生や保護者にとって知り対情報のひとつです。

今回は、私立高校(主に普通科)の種類や特徴を受験初心者向けに説明していきます。私立中高一貫校にも触れているので中学受験を控えた保護者にもオススメの記事です。

 

【私立高校の種類と特徴の基本を理解しよう】

私立高校と一言で言っても、様々な形態の学校が存在します。中学や大学を併設している学校もあれば、高校単独といった学校もあります。

ここでは、私立高校の種類と特徴を簡単に説明していきます。基本的なことですが、理解をしておくべき内容なので早い段階で覚えてほしいと思います。

私立高校の生徒の性別による違いと特徴!

生徒の性別による私立高校の違いは、基本的に「男子校」「女子校」「共学校」の3種類になります。どこが優れているというわけではなく、自分に適しているかが重要です。

公立高校にも男子校や女子校がある地域もありますが、多くは男女共学校になっています。

私立高校は、中学の段階から男女別になっている学校もあります。

 

特に私立の中には、「男女別学」といって男子と女子の募集をおこないますが、普段は別々に学校生活をおくる学校も存在します。

私立高校の場合は、男女の性別にかかわらず学校ごとに「教育方針」が大きく異なりますので、志望校選択の際には事前に確認をすることをオススメします。

私立高校の併設校による違いと特徴!

私立高校の場合、併設学校があるケースが少なくありません。「○○大学附属○○高校」という名称の場合、併設大学の附属高校ということになります。

私立高校が関連する併設校による違いは、高校のみの学校を含めて4種類になります。順番に特徴を説明していきますので学校選択の参考にしてください。

 

★小学校、中学校、高校、大学がある私立高校

小学校(幼稚園)から大学までの一貫性を基本概念としている学校も存在します。男女別学や途中まで共学と様々な形態の学校がありますが、いずれも歴史のある学校です。

比較的親子や祖父母から同じ学校に通うと考えているご家庭も多いタイプです。学校によっては「ブランド化」となっているケースもあります。

★中学校、高校、大学がある私立高校

いわいる大学附属校で多く見られるタイプです。元々高校と大学のみだった所に中学校を併設したタイプと昔から中校一貫の学校があります。

大学附属と言っても、内部進学率は学校によって様々です。ほぼ100%の学校からほぼ0%という学校もあります。

私立中高一貫校には、高校募集をおこなう学校とおこなわない学校が存在します。大学を視野にいれたときに高校募集の有無も事前に理解をしておく必要があります。

★中学校、高校がある私立高校

中学校と高校の中高一貫校のみという学校も少なくありません。大学附属校とは反対側の位置づけになる「進学校」と呼ばれるタイプです。

大学受験の有無が最も選択のポイントになると思います。大学受験を避けたいご家庭は、大学附属校を積極的に狙うのが理想です。

一方、国公立や他大学への大学受験を考えているご家庭であれば、進学校の方が積極的に大学受験対策をおこなっています。

★高校のみの私立高校

最近はあまりみかけなくなったタイプです。高校のみの私学は現状だと生徒の確保も難しくなっているのではないでしょうか?

ご家庭の考え方にもよりますが、よほどのメリットがない限りあまり積極的にオススメできるタイプだとは思いません。

 

私立高校の高校募集の有無による違い!

現在中学生のお子さんをお持ちのご家庭は、今から戻ることはできません。現在小学生のお子さんをお持ちのご家庭であれば、私立中学受験も視野にいれることをオススメします。

私立中高一貫校は、高校募集の有無があります。お子さんが行きたい高校や大学が高校募集をおこなっていなければ大学受験しかチャンスがありません。

確かに私立中学校は、費用面で公立中学校に比べると高額なものになります。簡単にオススメをするのはどうかと思います。

仮に私立高校を目指して中学時代に塾に通うのであれば、中学から私学というのも悪い選択肢ではありません。

お子さんがどのような進路を歩むかはわからないと思います。進路選択のときにできるだけ選択肢を多くしてあげることも親御さんの大切な役目になります。

 

【大学受験を意識した私立高校の選び方のポイント】

私立高校に進学を考えるときにできれば大学受験も視野にいれたいものです。単純に偏差値だけで決めてしまうと思わぬ展開になってしまいます。

私立中学や高校には、「進学校」「大学附属校」と呼ばれる学校が存在すると説明しました。例えば、共に偏差値70台の最難関校だったとします。

 

「進学校」の生徒は、基本的に大学受験をします。最難関校ということもあり国公立の上位校を狙うと思います。

「大学附属校」は、学校にもよりますが内部進学を基本にしている高校だと他大学への受験は難しくなることもあります。また、大学受験対策もあまりおこないません。

 

ここでは、大学受験を意識した私立高校選びのポイントを簡単に説明します。性格や考え方で自分がどこに向いているかの参考にしてください。

私立大学附属高校に向いている受験生とは?

私立大学附属高校に向いている受験生は、基本的に大学受験を避けたい人や特定の大学に進学したい生徒にオススメだと思います。

注意点は、大学附属校といっても内部進学率が低い高校も少なくありません。早い段階で事前確認をする必要があります。

また、大学附属高校の中には、高校募集をしていない高校もあるので注意が必要です。高校募集がない学校の場合は、大学受験か中学受験を考えることになります。

私立進学校に向いている受験生とは?

私立進学校に向いている受験生は、基本的に大学受験で難関大学を目指すお子さんになります。

実際に東大合格者の多い人数ベスト5の高校を例に見てみましょう。

1位 開成高等学校

2位 筑波大学附属駒場高等学校

3位 麻布高等学校

4位 聖光学院高等学校

5位 灘高等学校

2位の筑波大学附属駒場高等学校は、大学附属となっていますが国立大学附属なので内部進学ではありません。1位の開成高校から上位5校は全て「進学校」と考えて良いと思います。

私立進学校の特徴は、公立高校や大学附属高校と比較してあきらかに大学受験を意識した学習シラバスになっています。特に難関校は早い段階で高校課程の学習を終えています。

私立進学校の中には、高校募集をおこなわない学校もあります。志望校の募集案内は早めに確認することをオススメします。

公立難関校と私立進学校のどちらがオススメ?

公立高校から塾や予備校を利用せずに現役で難関国立大学に入学ができるのであれば、親御さんにとっては理想的な流れだと思います。

東大合格だけが全てではありませんが、比較という意味では日本で最難関と呼ばれる国立大学の合格者をみるのがわかりやすいと思います。

全国の公立高校で東大合格者を輩出している代表的な高校を簡単に紹介しておきます。

1位 日比谷高校(東京都)

2位 岡崎高校(愛知県)

3位 国立高校(東京都)

4位 湘南高校(神奈川県)

5位 旭丘高校(愛知県)

公立高校は各都道府県の中で上位校から東大合格者を輩出していますが、上位5校を足しても開成高校の半数程度です。

 

一概に比較はできませんが、単純に難関国公立への進学を考えると難関私立進学校が有利になります。他の難関国公立大学や難関私立大学であれば、公立高校にも充分チャンスはあります。

難関大学の受験や合格を目指すのであれば、私立高校と公立高校のどちらかは重要だと思いますが、結果的に本人次第というのが結論になります。

確かに私立高校には、それなりに高い費用を納める価値があると思います。ただし、生徒本人次第というのが本音です。

【まとめ】

今回は私立高校の種類や特徴を説明しました。出身大学ですべてが決まるわけではありませんが、やはり難関大学卒業者の方が選択肢は多くなる傾向があります。

もちろん将来の希望職種によっては、大学進学が必須ではありません。ただし、職業の中には大学卒業だけでなく特定の学部や資格を要する職業もあります。

各ご家庭の状況やお子さんの考え方にもよりますので正解はないと思いますが、できるだけ可能性を多くするのもひとつの考え方です。

 

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