小学生のお子さんを持つ親御さん必見!小学生に学んで欲しいこと5選!

小学生向け

中学受験を経験したお子さんは、合否にかかわらず大きな成長をするといいます。確かに中学受験も良い経験ですが、あくまでも家庭の方針があるので強制するものではありません。

今回は、小学生に本当に学んで欲しいことを5つ紹介していきます。この記事を読んで、将来のことを考えて必要になる力や知識を身につける参考にしてください。

 

【小学生に本当に学んで欲しいこと1 国語力を学ぼう】

中学受験を目指しているお子さんはもちろんですが、すべてのお子さんに身につけてほしい力は国語力です。なんとなく算数や英語をはじめ近年はプログラミングなどに注目があつまりますが、国語力はどの分野においても必須の力になります。

ここでは、小学生に本当に学んで欲しいことの1つ目である「国語力」の必要性を説明していきます。

目立ちにくい力ですが、万能タイプの人は国語力を自然に身につけていることも少なくありません。

小学生が学ぶべき国語力とは?

日本人の子どもの国語力が低下していることを受けて、ようやく文科省が国語力の強化に力をいれはじめています。英語や数学はもちろんですが、国語力にも力をいれる必要があります。

国語力というと漢字や語彙力をはじめ読解力といった学問に通じることを考えがちですが、今回の国語力には「情報の処理や操作」という点も加えていかなくてはなりません。

 

国語力をつける必要性とは?

国語は中学受験・高校受験の多くで必須科目になっていますが、私立理系大学の入試だと必須科目にはなっていないケースが殆どだと思います。実際に私立理系大学を目指す受験生はかなり国語を軽視している傾向がありました。

大学入試がセンター試験から共通テストに変わりましたが、一番の違いは国語力を要する問題が全科目で出題されるようになったことです。

これまでの理系科目は計算力をはじめ公式や知識が重要でしたが、それに加えて読解力をはじめ創造力・情緒力・表現力を求められるようになりました。

 

国語力を身につける3つのポイント

小学生が国語力を身につける3つのポイントは、読書・親子の会話・漢字になります。どれもこれまでに何度も耳にしていることだと思いますが、できていそうでできていないお子さんが多いのも事実です。

・読書

読書は国語力をつける定番ですが、もっとも重要な存在になります。読書のメリットは、国語力にも含まれる語彙力や漢字の知識が大幅に向上できるところです。

読書が良いと説明していますが、新聞や部門に特化した雑誌なども有効だと思います。IT化がすすんでいますが、電子書籍よりも紙媒体の方がオススメです。

・親子の会話

親子の会話は、コミュニケーション力を高める効果が期待できます。会話をすることで、相手が何を考えているかを見る洞察力を養うことも可能です。

親子の会話をするとコミュニケーション力以外に語彙力も大きく向上します。総合的な国語力だけでなく、社会人に必要な能力の基本も理解できる魅力があります。

・漢字

国語力を向上させるポイントの3つめは、漢字になります。漢字の読み書きと同時に意味を調べるようにすることもオススメします。

一般的に漢字は読み書きが中心になりますが、同意に言葉の意味や反対語なども学習すると大きなメリットが期待できます。

 

【小学生に本当に学んで欲しいこと2 算数を学ぼう

小学生に本当に学んで欲しいことの2つめは算数になります。中学生以降は数学になりますが、算数からしっかりと学ぶ事をオススメします。

ここでは算数を学ぶべき理由や算数の必要性などについて説明をしていきます。算数や数学は、苦手意識をつくってしまうと大変な科目なのでしっかり学んでほしいと思います。

小学生が学ぶべき算数とは?

数学が苦手な中学生や高校生のなかには、小学校のときに算数が苦手になっているケースも少なくありません。特に小学校低学年のときに算数が苦手になってしまうと、早めに苦手克服をしないとそのまま苦手科目として定着してしまいます。

また、小学生のときは算数が得意だったお子さんが、中学や高校で数学が苦手になる要因のひとつに数学を暗記型の科目にしてしまっているケースがあります。

公式を丸暗記しているケースに多いのですが、常に公式をあてはめて問題を解く習慣がついてしまっているのが問題点です。

算数だけでなく数学が得意になるお子さんの特徴のひとつに公式に頼らない解き方をするお子さんが少なくありません。関数や方程式も理論的に理解するのが理想です。

 

算数力をつける必要性とは?

算数は多くの科目のなかでも日常生活に役立つことが多い科目のひとつです。もちろん、国語や英語なども大切ですが、算数はとても重要な科目になります。

算数や数学といっても難しいものではなく、四則演算を基本に小学校で学べる範囲の算数力をつける必要性があります。

また、中学受験はもちろん高校受験や大学受験での算数や数学の重要性は、多くの親御さんや受験生が理解していると思います。

 

算数力を身につける3つのポイント

小学校のお子さんが身につける算数力には、計算力理論的な考え読書があげられます。簡単に説明をしていきたいと思います。

・計算力

算数のなかでも小学生のときに習慣化させたい学習のひとつが、計算問題への取り組みです。計算力を高めることは、地味ですが繰り返しおこなうことで確実に力をつけることが期待できます。

中学受験だけでなく社会にでてからも、計算力が必要になる場面は数多く訪れます。毎日の計算問題への取り組みは確実に役立つ算数力のひとつです。

・理論的な考え

既に説明をしていますが、算数の問題を解くときに公式を利用するよりも理論的に理解することをオススメします。この理論的な考えができるお子さんは将来的に数学が得意になる可能性が高くなるはずです。

受験ということだけを意識するのであれば、公式重視の学習方法でも対応ができましたが、今後は大学受験を中心に理論的な考えができる方が有利になるといわれています。

 

・読書

算数なのに読書という文字があると疑問に思うかもしれませんが、大学受験を視野にしれると読解力が重要になってきます。特に共通テストは、読解力を求める出題が目立つようになっているので注意が必要です。

読解力そのものは国語力になりますが、算数力をつけるときにも必要なので加えておきました。重複しているようですが、それだけ読解力が重要だといえます。

 

【小学生に本当に学んで欲しいこと3 英語を学ぼう】

小学生に本当に学んでほしいことの3つ目は、英語になります。英語を学ぶことは、多くの親御さんが既に理解していることだと思いますが、加えさせていただきました。

ここでは、小学生が学ぶ英語力の説明や必要性を紹介していきます。小学生で学ぶべき英語と、中学生から学ぶ英語は根本的に違う感覚で良いと考えています。

小学生が学ぶべき英語力とは?

小学生が学ぶ英語力は、誤解を恐れずに言えば本当の英語力です。一般的に英語は英会話受験英語・資格英語のように学習方法が区分されています。

小学生にとって学ぶべき英語でオススメするのは、英会話だと考えています。もちろん、受験や資格を否定するわけではありませんが、国語の会話と同じように英語を会話感覚で覚えていくと受験英語や資格英語にも対応しやすくなるはずです。

 

英語力をつける必要性とは?

英語力を必要性は大きな意味で考えると一般的に言われている国際社会に通用する語学力を身につけることですが、ここで推奨したい必要性はもっと単純に「英語に慣れる」ことです。

既に遅いと言われていることかもしれませんが、これからのお子さんであればまだまだ間に合います。英語力を身につける必要性は、将来の職業選びなどにも有利になることが期待できます。

 

英語力を身につける3つのポイント

英語力を身につける3つのポイントは、会話やコミュニケーション・音楽やゲーム・継続することになります。順番に説明をしていくので参考にしてください。

・親子で取り組む英会話やコミュニケーション

英語力を身につける3つのポイントのなかでも、一番大切なことが親子間での会話やコミュニケーションになります。英語も国語と同じように日頃の生活に取り入れることも重要な方法です。

もちろん全てのことを英語で会話をするのは難しいですが、お子さんの興味があることからでも問題ありません。親子で学ぶ事が重要なポイントになります。

・音楽、ゲーム、映像を使った学習効果に期待!

小学生で必要な英語力を身につけるには、音楽やゲームなどを取り入れることが有効だと考えられています。近年は動画などの映像から学ぶことも効果が期待できます。

英語が好きなお子さんであれば問題なく英語力を身につけられますが、全てのお子さんが英語に対して興味をもつわけではありません。音楽やゲームなどに興味を持つお子さんは多いので、リスニングゲーム感覚で学ぶ環境をつくるのも効果的です。

・継続することも重要なポイント

英語を身につける3つ目のポイントは継続することです。全ての学習にあてはまることですが、国語や英語といった科目は見た目に効果が現れるまでに時間がかかります。

お子さんの英語に対する興味や理解度にもよりますが、1回の時間よりも継続して毎日続けることをオススメします。

 

【小学生に本当に学んで欲しいこと4 プログラミングを学ぼう】

小学生に学んでほしいことの4つ目は、プログラミングに関する知識です。プログラミングといってもプログラマーになることをオススメするわけではありません。

ここでは、プログラミングを学ぶ必要性や内容に関する説明をしていきます。プログラミングは理系的なイメージがありますが、様々な考え方や見方が必要な分野です。

小学生が学ぶべきプログラミングとは?

小学校で学ぶプログラミングは、プログラマーを目指す人が通う専門学校で学ぶような内容ではありません。プログラムを覚えるという感覚ではなく、目的のためにおこなう過程を考えることが中心になります。

プログラミングという言葉を聞くと「プログラミング言語」というイメージが強いようですが、プログラミング言語はあくまでも目的を達成させるための道具のひとつだと認識してください。

プログラミングを学ぶ必要性とは?

プログラミングをするときは数学的な考え方だけでなく、国語力を必要とする場面も少なくありません。コンピュータは、中途半端な考え方をするのが苦手なので正確な流れを考える必要があります。

プログラミングを学ぶことで得られるメリットは、創造力や多方面から物事を考えられる能力を身につけられるところです。

プログラミング力を身につける3つのポイント

プログラミング力を身につける3つのポイントは、「プログラミング的思考」「流れやアルゴリズムを理解する」「創造力と忍耐力」を意識することです。

・プログラミング的思考

プログラミング的思考というのは、簡単に言えばコンピュータにどのように命令をすれば自分の考えているとおりに作動するかという考え方です。一般的に論理的思考と混同されがちですが、プログラミング的思考の場合は効率も考える必要があります。

どちらにしてもプログラミング的思考を身につけることは、現在おこなわれている大学共通テストの論理的思考力を求める出題の対策にもつながります。

・プログラミング言語はあくまでも「おまけ」

プログラミングを学ぶときに必ず「プログラミング言語」のことを意識する人がいます。確かにプログラミング言語を扱うことで、プログラム作成が可能になることは間違いではありません。

小学生のときに学んで欲しいことは、プログラミング言語ではなく考えることです。プログラミング言語は、自分の思った通りにプログラムをつくるサポート的な存在でしかありません。

プログラミングに必要な知識をインプットばかりするよりも、実際に試してみるアウトプットを重要視することが理想になります。

・創造力と忍耐力

コンピュータは正確な命令をすれば思い通りの動作をしますが、ひとつでも間違えると動作しなくなります。基本的に自分で判断をすることができないのですから、人が想像力を豊かにして考えなくてはなりません。

また、ひとつのプログラミング作業には、多くの時間を必要とします。実際の仕事ではないのですから、失敗をしても何度もやり直せる忍耐力も大事なポイントになります。

 

【小学生に本当に学んで欲しいこと5 お金の知識を身につけよう】

小学生に本当に学んで欲しいことの5つ目は「お金の知識」です。お金の話を子どもにするのはよくないと言われる人も少なくありませんが、これからの時代は子どもにも理解してほしいお金の知識は数多くあります。

ここでは、小学生が学ぶべきお金の知識や必要性を説明していきます。大切なお金を守る知識は小学生が理解していても不思議なことではありません。

小学生が学ぶべきお金の知識とは?

小学生が学ぶべきお金の知識とは、お金の大切さやお金を得る大変さが基本になります。日本の小学生は、海外よりも金融リテラシーが不足していると言われています。

何度も欲しいものを買える家庭環境の方もいるとは思いますが、大切なお金を守るという意識は早いうちに身につけることをオススメします。小学生には早いと考えていると、大人になっても金融リテラシーを身につけるのが難しくなるかもしれません。

お金の知識を学ぶ必要性とは?

小学生がお金の知識を学ぶ必要性の多くは、お子さんの将来に必ずかかわってくるからです。将来いくらお金を稼げるようになっても税金対策や使い方が間違っていれば、お金が必要になる場面でも最悪の方法を選ぶ危険性があります。

将来どのような職業についても、お金の知識を学んでいる方が様々な面で有利になります。特にお金を守るための知識は、小学生のうちに身につけることをオススメします。

お金の知識を身につける3つのポイント

お金の知識を身につける3つのポイントは、お小遣いの管理・お金を守る意識・預金や資産運用の基本になります。詳細は別記事で説明しますので、できることから取り組むことをオススメします。

・お小遣いの管理(おこづかい帳)

お子さんにお金の管理をさせるのであれば、一番わかりやすい管理方法になります。お小遣いの収支バランスを見ればお子さんのお金に対する感覚が見えてきます。

浪費癖があるのか?節約や預金が好きなのか?など、様々なお金に対するお子さんの性格や考え方がわかるはずです。浪費癖がありそうなお子さんの場合は要注意なので、徐々にお金の大切さを教えていく必要があります。

・お金を守る大切さ(無駄使い)

浪費を防ぐポイントになるのが、お金を守る習慣です。無駄使いというと誤解されることもありますが、世の中の資産家ほど無駄使いをしない傾向があると言われています。

自分にとっての価値観が判断できると無駄使いは減少します。簡単なことではありませんが、親御さんも一緒にお金を守ることができれば理想的です。

・預金や資産運用の基本

小学生に預金や資産運用の話しは早いと感じる親御さんも多いと思いますが、お金の知識に年齢制限を加えるのであれば、他にも制限しなくてはいけないものが多くなるはずです。

お小遣いの管理ができるお子さんであれば、毎月少しの貯蓄ができる習慣ができます。お年玉などの臨時収入を預金する習慣化もあれば、小学生としての金融リテラシーは充分だと思います。

【まとめ】

今回は小学生に学んでほしいこと5選ということで紹介をしました。5つの選択に順位付けはしていませんので、親御さんの考えで優先順位をつけてほしいと思います。

お子さんにとって、中学受験や大学受験がゴールではありません。大人になってからの知識や金融リテラシーは、大きなメリットになることが期待できます。