中学受験!コロナ過の影響で変わる中学受験の対策方法!

中学受験

新型コロナは経済状況にも大きな影響をあたえていますが、中学受験においても様々な変化がありました。特に大きく変わったのが進学塾を含めた授業形態の変化です。

今回は、コロナ過の影響で変化をしている中学受験について説明をしていきます。

中学受験の対策方法にも影響がありますが、万全の対策で受験に望めるようにしてほしいと思います。

 

【コロナ過の授業形態とは?】

難関中学校の受験対策に進学塾を利用するご家庭も多いと思いますが、新型コロナの影響で2020年度の塾でおこなわれる授業はバタバタ感がありました。

ここでは、2021年になって多くの進学塾でおこなわれている授業形態について説明をしていきます。

それぞれの授業形態の特徴に注目してください。

対面式授業

これまでの授業の殆どは対面授業と呼ばれる授業形態が一般的でした。教師や講師と生徒が同じ教室内で授業を受けるオーソドックスな授業スタイルになります。

新型コロナの影響で大勢の生徒が同じ教室で授業を受けるのが難しいと判断している状況の中で、大学・高校をはじめ進学塾でも様々な工夫をしています。

小学生が対象の中学受験向けの進学塾の場合は、後ほど説明するオンライン授業と対面授業のどちらかを選択してもらう方針をとっている塾もあります。

中学受験の場合は受験生が小学生ということもあって、対面授業がもっとも効果が期待できる授業形式だと考えられます。

実際に多くの保護者が昨年の状況下でも対面授業が好ましいと考えていたのですから、どちらが優れているかを比較するのはそもそも間違っているのかもしれません。

オンラインライブ授業

オンラインライブ授業は、自宅で実際の授業を受けられるというイメージになります。実際は、オンラインライブ専用の授業を受けるスタイルが一般的です。

授業の内容に関しては、対面授業と変わらない単元の授業を受けられるので、授業の質という意味では特に問題はありません。

オンライン授業も通常の対面授業とかわらないような形で参加はできるようですが、様々な問題点があることも確かなようです。

授業の内容は変わりませんが、雰囲気や環境の違いがお子さんの集中力やモチベーションの維持にも影響がでやすくなります。オンラインライブ授業の場合は、保護者のサポートがより重要になると思ってください。

もともとオンラインライブ授業の位置づけは、新型コロナへの感染対策として採用されている授業スタイルです。多くの進学塾が授業時間も対面授業と同じ時間帯におこなっています。

対面授業の方が良い面が多いのも事実ですが、オンラインライブ授業にも多くのメリットがあります。お子さんの性格や負担などを考慮して決めることをオススメします

動画配信による授業

授業動画を配信するスタイルは、ネット塾と呼ばれる塾が以前から採用しているスタイルです。対面授業やオンライン授業のような臨場感はありませんが、使い方次第で重要な存在になります。

動画配信による授業は、基本的に体調不良などの理由により授業に参加ができないお子さん向けとして考えられていましたが、併用タイプとして推奨できるスタイルになっています。

動画配信を予習または復習として使用することで、対面授業やオンライン授業に役立てる生徒も多くなっているようです。

もともと動画配信スタイルの授業は、当サイトでも推奨している進学塾とネット塾の併用スタイルに近い状態になります。

 

【オンライン授業に対応するための環境づくり】

進学塾では、オンライン授業を積極的に採用しています。オンライン授業を受けるには、事前に準備をする必要があるので注意が必要です。

ここでは、オンライン授業を受けるために揃えておきたい環境づくりについて説明をしていきます。

小学校でのプログラミング学習のことも考えておくことがポイントです。

パソコンとスマホのどちらがオススメ?

進学塾等でおこなうオンライン授業への参加や動画配信の閲覧は、パソコン・タブレット・スマートフォンのどれでも対応は可能です。

正直スマートフォンは、画面サイズを考えるとあまりオススメできません。タブレットPCやパソコンがオンライン授業を無理なく受ける最低環境だと考えています。

理想を言えば、プログラミング学習のことを考えてノートパソコンを用意することをオススメします。

タブレットPCは、もともと持ち運びを前提にしている仕様です。

パソコンには様々な形態や仕様のものがありますが、お子さんの利用環境を考えると従来型のノートパソコンがもっともオススメになります。

オンライン授業で集中力をUPするために!

オンライン授業に参加をするには、パソコンと通信環境をととのえる必要があります。今回は、詳細は控えますが機会があれば紹介できればと考えています。

オンライン授業には、離れた環境で授業が受けられるという最大のメリットが注目されていますが、集中力を持続するには環境づくりが重要になります。

パソコンと通信環境のみでスタートするとまわりの雑音が聞こえてしまいます。特にリビングや他の家族がいる環境だと集中できないはずです。

音声の聞き取りという意味では通常のイヤホンなどでも良いですが、授業への参加を考慮すると「ヘッドフォンセット」がオススメになります。

近年はオンラインゲームなどで使用している人も多いので、家電量販店などでも容易に購入することができます。性能も良いので集中できると思います。

小学生向けのパソコン!政府推奨のスペックで大丈夫?

実際にパソコンを購入するときに多くの親御さんが悩むことのひとつが、どんなパソコンを購入すれば良いのかという点だと思います。

パソコンには様々な形態のものがありますし、同じ形態でもスペックで価格帯も大きく変わります。

パソコン購入のポイントは、使用目的とコスト面になります。

パソコンの形態やスペックの注目点は、当サイトの別記事で説明しているのでそちらを参考にしてください

ここでは、オンライン授業への参加を基準に考えていきます。

 

文科省が推奨するパソコンは以下のようなスペックのパソコンです。OSがWindowsの場合になります。

・CPU Intel Celeron以上

・メモリ 4GB以上

・ストレージ 64GB以上

家電量販店などが主流として販売しているパソコンの多くは、このスペックより高いものになります。特に使用目的によっては、かなり厳しいといえます。

確かにスペックを見るとかなり低いですが、文科省は完全に間違っているわけではありません。あくまでも利用目的とコストを考えた結果だと思います。

小学校でプログラミング学習の授業やインターネットで調べ物等をすることを前提に考えれば、このスペックでも対応できるはずです。

ここで問題になるのが、オンライン授業への対応ということです。またお子さんの今後のことを考えると、もう少し良いスペックのパソコンを用意することをオススメします

具体的なスペックはここでは紹介しませんが、ご家庭にパソコンが他にある場合やお子さんの利用目的に応じて選択することが理想になります。

 

【オンライン授業と動画配信型授業のメリットとデメリット】

多くの進学塾で採用しているオンライン授業や動画配信型授業ですが、対面授業とは異なる面が多いのが本音です。

利用方法によっては、劣る面がめだってしまいます。

ここでは、オンライン授業と動画配信型授業のメリットとデメリットに注目していきます。それぞれの特徴を良く理解することが、有意義に活用するポイントにつながるはずです。

オンライン授業のメリット

オンライン授業のメリットは、お子さんが授業に参加をしている雰囲気を味わえることです。授業時間も決められているので、スケジュール管理も必要になります。

ミュート設定に関しては各塾の方針によって異なりますが、ミュート設定を解除している場合は授業の流れが対面式に近くなります。

オンライン授業のデメリット

オンライン授業のデメリットは、授業形態によるものと家庭環境のふたつが問題点になります。ミュート設定の場合は、基本的に講義を聞くスタイルになるので授業で発言をしたいお子さんには不向きです。

家庭の回線状態や生活環境もデメリットになることがあります。パソコンのスペック以前に通信環境が悪い環境では、ストレスの原因になります。

家庭の生活音なども思っている以上に入り込んでしまいます。静かにするのもひとつの方法ですが、ヘッドフォンセットがあると便利です。

動画配信型授業のメリット

動画配信型授業のメリットは、自由度の高さです。再生と停止をうまく利用すれば、自分のペースで学習をすすめることができます。

ネット塾でも同様のことが言えますが、動画を見るタイミングによって利用方法を変えることができるのもメリットと言えます。

対面授業やオンライン授業と併用するのであれば、予習や復習に効果を発揮します。使い方次第で、大きな違いがでるスタイルです。

動画配信型授業のデメリット

動画配信型授業は自由度が高いのがメリットですが、自己管理ができないと大きなデメリットになります。学習の習慣化や自ら学ぶ意識がないと効果が期待できません。

モチベーションの管理も難しいのがデメリットです。対面授業やオンライン授業は良い意味での競争がうまれますが、お子さんの性格に左右されやすいのが本音です。

これらのデメリットを少なくするには、親御さんのサポートが重要になります。元々中学受験は親御さんのサポートなしでは成り立ちません。

 

【小学6年生の保護者向け!受験に対する悩み!】

中学受験を控える受験生や親御さんは、様々な悩みを経験します。親御さん自身やご兄弟が中学受験を経験していても、時代の違いやお子さんの性格によって対応も異なります。

ここでは、小学6年生の受験生を持つ親御さんの中学受験に対する悩みの中でも代表的な悩みに注目をしていきます。

あくまでも対応例になりますが、参考にしてください。

モチベーションを維持する方法

中学受験は小学校4年生くらいから始めるご家庭も多いと思います受験当日までモチベーションを維持することは可能なのでしょうか

全てのお子さんとは言いませんが、殆どのお子さんがモチベーションの低下やスランプを経験します。中学受験の難しさでもありますが、誰もが経験することだと考えてください。

常に100%の力で受験対策をするのは、はじめから難しいことです。肝心なことは志望校に合格するだけの学力と精神力をつくることになります。

お子さんのモチベーションを維持するには、親御さんが3つのことを守るだけで大きな成果が期待できます。

順に説明をしていきますので、参考にしてください。

・一喜一憂しない!

親御さんの中には、模試の結果で一喜一憂している人もいると思います。確かに偏差値や合格判定を見ると、喜びや不安がでることは理解できます。

模試の結果は問題点の改善や対策方法のヒントにつながる大事な結果です。今回の結果よりも次回以降につながる前向きな対応が理想になります。

 

・休むことの重要性を理解する!

中学受験はスランプ時期もありますし、成績の伸び方もお子さんによって異なります。長い中学受験は、休むことも必要でです。

成績が伸びないと学習時間を増やす親御さんもいると思いますが、ときに「離」ということも重要になります。モチベーションの維持には、休息は必須です。

 

・第一志望校は変えない!

中学受験の鉄則に第一志望校を変えないという決まりがあります。多くの受験生は第一志望合格を目指しているので、途中で志望校を変えるのはオススメしません。実際の受験校は、第一志望に近い校風の併願校を選ぶ必要があります。

模試の振り返り!どこまで自分でやらせる?

塾でおこなうテストや定期的に開催する模試の結果は気になりますが、模試の振り返りこそがもっとも重要なポイントになります。

振り返りといっても、お子さんひとりに任せるのが不安だと考える親御さんもいると思います。慣れるまでは、親御さんと一緒に振りかえりをしても問題ありません。

成績が伸びない!塾を変えるべき?志望校を変えるべき?

お子さんの成績が伸びないとすぐに志望校を変えたがる親御さんもいますが、中学受験の第一志望は特別な存在です。よほどの理由が無い限り第一志望校の変更はオススメしません。

実際に第一志望校の合格がかなり難しい状況の場合は、校風の似た中学校を併願校として考える必要があります。できるだけお子さんが楽しく通える学校を選ぶのがポイントです。

お子さんの成績が伸びないと塾を変更する親御さんもいるようです。確かに講師との相性が合わないときは、塾の変更も検討するべきですが慎重な対応が求められます。

一番大切なことは、問題点になっていることを把握することです。成績が伸びない理由は、様々な原因が考えられるので、安易な塾の変更はオススメできません。

【まとめ】

今回は、コロナ過での中学受験について注目しました。全てが緊急だった昨年よりは、授業のスタイルも確立しているので受験対策に集中できるのではないでしょうか?

どちらにしても、中学受験は親御さんのサポートが重要になります。お子さんの負担軽減やモチベーション維持を意識してほしいと思います。

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