大学受験は万全の対策をしたつもりでも、様々なトラブルがおこる危険性があります。特に試験中におきるトラブルは、事前に予想ができないことも少なくありません。
今回は、大学受験の試験中に考えられるトラブルと対策方法を説明していきます。この記事を読んで、試験中のトラブルに対する事前対策の参考にしてください。
【こんなはずではなかった!受験対策は万全なのに・・・】
大学受験の志望校合格に欠かせない対策方法のひとつに、出題傾向の把握があります。入試の出題傾向を理解するためにおこなう受験対策が、過去問題を解くことです。
ここでは、過去問題や模試を利用して万全の対策で受験にのぞんでも考えられるトラブルです。必ずおこるトラブルではありませんが、知っていて損はありません。
入試問題の傾向が大きく変わった!
大学入試の中でも私立大学の入試対策は、過去問題が重要な受験対策になります。過去問題を繰り返し解くと、出題傾向をつかむことができます。
受験生の多くは、秋以降になると過去問題を数年分解きます。私立大学の場合は、類似問題が出題される傾向があるので受験対策に必須です。
出題傾向が変わることが少ない私立大学も、出題傾向が変わることがあります。過去問題の出題範囲ばかりに集中していると苦戦することが予想できます。
基本的な対策方法は、演習問題をおこなう考え方です。出題傾向が変わることを予想して、問題に取り組むことがトラブルの回避方法になります。
難問登場!答えがわからない問題が出題された!
大学入試に関わらず、解けない問題が出題されることは少なくありません。特に問題を選択する形式の場合は、得意分野が解けないと焦りにつながります。
解けない問題があると、焦りや不安につながるのは当然のことです。一方で、大学入試は満点を取る必要がないことも理解しているはずです。
解らない問題が出題されたときは、その問題をあきらめるタイミングも重要になります。気持ちをきりかえて、できる問題を確実に解答することをオススメします。
また、受験対策をするときにできるだけ苦手な科目や単元をつくらないようにする必要があります。出題傾向の範囲以外の単元でも、演習問題を解くことで解決できます。
試験時間が足りなくなった!
模試や過去問題は、通常の時間よりも短めの制限時間で解く受験生も多いと思います。万全の対策で試験に挑んでも、予定通りにいかないのが大学受験です。
特に国語や英語の長文をはじめ数学の問題でも思っている以上に時間をとられてしまうことがあります。普段は時間のかからないレベルの問題でも緊張や重圧で予想できないこともおこります。
過去問題を解くときは、制限時間の短縮だけではなく時間配分も考える必要があります。時間内に解けなければ、先へすすむのもひとつの考え方です。
このときに、過ぎた問題のことをいつまでも考えないことが重要です。初めて解く問題なのですから、予定通りに解けないことを想定していればさほどトラブルを回避することができます。
【意外に知られていない!大学受験の試験中にあるトラブル!】
大学受験の試験中には、対策の難しいトラブルもあります。特に事前対策が難しいトラブルは、発生したときの精神的な強さが重要になります。
ここでは、事前対策の難しい試験中のトラブルについて説明をしていきます。可能な範囲での対策方法も紹介していますので、参考にしてください。
慣れているはずのマーク式テストでまさかのマークミス!
マーク選択式の問題が多い大学受験なので、模試はもちろん専用の用紙を購入して対策をする受験生も多いはずです。それだけにマークミスは、精神的なダメージが大きくなります。
受験で失敗する理由がマークミスになるのは、絶対に避けたいことです。慎重にマークをするのは当然ですが、確認をするタイミングに工夫をするのも悪くありません。
特にわからない問題を飛ばしたときにマークミスをしてしまう危険性が高くなります。飛ばした問題の場所にチェックをするなどの工夫が必要です。
マークミスを防ぐには、見直しが重要になります。見なおしといっても「解答のみなおし」と「正しい場所にマークをしている」の2つの見直しがありますのでタイミングの工夫が必要です。
英語のリスニングで考えられるトラブル!
英語のリスニングで最も考えられるトラブルは、リスニングに使用する機器の操作やまわりの騒音になります。その他にリスニングは、過ぎた問題への対応もトラブルにつながります。
リスニングに使用する機器の扱い方がわからない場合は、係の人に質問するのが理想です。まわりの騒音に関しては、日頃の訓練が重要なので経験を積むのが基本になります。
トラブルだけでなく過ぎた問題への対応も重要になります。どちらにしても過ぎた問題を解きなおすことができませんので、気持ちを切り替えることが重要です。
なかなか気持ちを切り替えるのが難しい人は、リスニングの1問あたり配点が少ないことを前提に割り切ることをオススメします。
集中力の維持が大学受験のポイント!?
大学受験の試験中は集中力を持続させることも重要です。ところが受験生の中には、精神的な疲れやこれまでの試験内容が原因で集中力を失ってしまうことがあります。
多くの大学を受験する受験生は、連日試験が続くこともあります。日頃から充分な受験対策をしていても、試験本番の疲れは相当なものです。
また、上手く解答できなかった科目をいつまでも引きずってしまうのも問題です。挽回をしようとして、力んでしまうのも良い結果にはつながりません。
集中力や体力は簡単に高くすることができません。できるだけ早い段階から訓練をすると同時に、問題に対する割り切りを身につけることをオススメします。
【大学受験の試験中にあるトラブルと対策方法のまとめ!】
ここまでは、大学受験の試験中に考えられるトラブルをいくつか紹介しました。事前に対策できるものもあれば、トラブル発生時におこなう対応方法もあります。
ここでは、大学受験の試験中に考えられるトラブルと対策方法をまとめておきます。事前対策ができていれば、トラブルの防止や対応が可能になるはずです。
過去問題とは異なる出題や難しい問題の対策方法!
出題傾向の変化や難問が出題された場合は、素直にあきらめるのが賢明です。入試は満点ではなく、合格ラインにのせることが重要だと気持ちを切り替えることをオススメします。
大学入試の受験対策に過去問題を何度も解くのは、有効な受験対策になります。同時に頻出問題以外の範囲も演習問題を反復することをオススメします。
数学などの問題で見られる選択問題も、得意な分野だけでなく苦手を克服することで充分対応が可能です。それでも苦手な問題が出題されたときは、素直に割りきって次の問題にすすむことをオススメします。
時間のコントロールは過去問題で万全の対策!
受験当日は、時間のコンロロールが難しくなる受験生も少なくありません。過去問題を解くときに制限時間よりも早く解く訓練をしている受験生が多いはずです。
問題を解くときに制限時間と時間配分を決定することをオススメします。このときにマークミスの確認や解答の確認をする時間も考えておく必要があります。
時間のコントロールに失敗すると集中力の維持むずかしくなるので注意が必要です。模試の解き直しや過去問題を利用して早い段階から訓練を重ねることをオススメします。
集中力は日頃の訓練と体調管理が重要!
受験時の集中力や体調は、合否に大きな影響を与えます。いくら万全の受験対策をしても試験で力を発揮できなければ、意味がありません。
集中力の訓練には、時間がかかるので早い段階からおこなう必要があります。日頃から集中のスイッチの「ON」と「OFF」ができるようになることが理想です。
体調管理に関しては、日常生活の改善がいちばん効果的です。夜型の受験生は、おそくても2週間前から朝型へかえていくようにしてください。
【まとめ】
今回は、大学受験の試験中に考えられるトラブルと対策方法について説明をしました。万全の受験対策は、学習面以外にもたくさんあります。
「解答の見直し・確認」「気持ちの切り替え」「時間配分」などは、社会人になってからも必要とされることです。できるだけ早く身につけることをオススメします。