中学受験!新しいスタイルの入試!中学受験の入試形態!-その3-

中学受験

大学から小学校まで教育改革が実施されることが決定しています。

 

私立中学校の入試にも確実に影響があるはずです。

 

今回は、新しいスタイルの中学入試から「実技入試」などの変わった選抜方法について説明をしていきます。

 

この記事を読んで受験対策の参考にしてください。

 

 

【新しい中学入試のスタイル 実技を取り入れた入試!】

新しい中学入試のスタイルの中でも実技を採用している中学校は以前から存在します。

 

国立などは体育の実技がありますし、音楽大学附属は音楽の実技があります。

 

ここでは、体育や音楽をはじめ「ものづくり」を取り入れた入試制度の説明をします。

 

一部の中学校で既に採用していますが、全体的に広がるということはないと思います。

体育や音楽の実技は一部の中学校では必須!

国立中学校では体育の実技を入試科目に採用しています。

 

私立音楽大学でも楽器の実技をおこなっています。

 

国立中学校の体育実技は、先輩中学生と同じ動作や運動をおこなうタイプが多いようです。

 

各競技で特別好成績を出すことが目的ではないのであまり意識する必要はありません。

 

私立音楽大学附属の楽器による実技に関しては、それなりに実力が試される場所だと認識してください。

 

水準に関しては、各中学校の説明会などで確認することをオススメします。

 

これらの入試スタイルは、普通科に近い私立中学校の入試には採用されていません。

 

今後も主要4科目ほど重要になることはないと思います。

新しい実技入試は、「ものづくり」!

今回注目したい新しい実技入試は「ものづくり」になります。

 

工作という意味ではなく課題に対して

 

「考える力」

「発想力」

 

をものづくりで表現するタイプの入試です。

 

私立中堅校の中には、既に「ものづくり」入試を実施している中学校もあります。

 

与えられるいくつかの課題に対して、物をつくることで解答するスタイルです。

 

例えば、ブロックや積み木などを用いて、

 

自分のやりたいことや得意なことを表現するような問題が出題されることがあります。

 

 

この解答方法は、「ものづくり」「筆記による説明」になります。

 

比較的短い時間でおこなう試験ですが、完成度の高さを合否に利用しているわけではないようです。

手先の器用さや完成度よりも求められるもの

「ものづくり」というと作品の完成度の高さや手先の器用さなどが合否に影響しそうですが、

 

実際に大切なことは「考える力」と「発想力」になります。

 

 

「考える力」は、ものづくりだけではなく教科型入試でも採用されています。

 

「国語」「算数」「理科」「社会」のそれぞれの科目で

 

「考える力」

「思考力」

 

を試す出題が多くなっています。

 

「ものづくり」などの実技でも同じような目的の入試形式が採用されるのは、

 

できるだけ多くの受験生の考え方を知りたいという私学ならではの考え方もあります。

 

 

ものづくり入試は、中堅校に多いと思われますが難関中学校の中にも「おみやげ問題」として古くから伝統の「思考力」を試す出題があります。

 

 

【新しい中学入試のスタイル 実験を取り入れた入試!】

「国語」「算数」「理科」「社会」といった筆記試験が中心の私立中学校の入試スタイルに近年「理科の実験」を採用した入試をおこなう中学校があります。

 

ここでは、実験を取り入れた入試制度について説明をしていきます。

 

理科の教科書や資料集に書いてあることを実際におこなうイメージです。

新しい中学入試に理科の実験を採用!

小学校や中学校の「理科」は、

 

「物理」「化学」「生物」「地学」といった専門分野にわかれる前の基礎的な部分であることは、多くの方が理解していると思います。

 

理科は、他の科目と異なり「実体験」をすることで理解できる科目になります。

 

確かに教科書や資料集で学習をすれば、知識を得ることはできます。

 

理科は、実験でおこなう課程や結果を観察・推理しながら最終的にレポートにするのが楽しさでもあります。

 

理科の実験を入試に採用している中学校は、理科教育に力を入れたいと思っている中学校になります。

 

実際の入試は、与えられた課題に沿って実験をおこない考えと結果をレポートにするのが一般的です。

レポートは提出するケースと発表するケースがあります。

理系中学校に増加する可能性?

理科の実験を入試に採用する中学校の多くは、「サイエンス受験」として実施しています。

 

理科系大学の附属中学校が好みそうな内容ですが、実際に決まりはありません。

 

現状は、中堅校の中でも理科教育に力を入れている中学校や理科に興味を持ってほしいと考えている中学校で採用している入試制度です。

 

現在、難関校での実施は特に決定はしていません。

 

もちろん今後の教育改革の中でどのように変動するかはわかりません。

 

一方、中堅校の中には教科型入試と別にサイエンス入試を導入する中学校が増加する可能性は充分にあります。

 

受験生の発想力や洞察力などは、筆記だけではわかりにくい部分もあるので良い考え方だと思います。

理科の受験対策に工夫が必要!

理科の受験対策に、どの程度影響するかと言われると答えは工夫が必要と答えます。

 

工夫というよりも本来の学習スタイルをおこなうのが理想です。

 

小学校での理科は、興味を持つことをはじめ疑問に思うことや推測することが重要な科目です。

 

机上での知識も必要ですが、実際に実験をおこなうことで体験することがポイントになります。

 

小学校によって実験の内容は若干異なると思いますが、

 

実験や観察の時間を大切にすると同時に家庭では、科学館や体験学習が可能な施設で学ぶ事も必要だと思います。

 

 

【新しい中学入試のスタイル プログラミング実技入試!】

新しい中学入試のスタイルで近年「プログラミング実技」を入試に採用している中学校も存在します。

 

小学校の学習内容にも「プログラミング」は含まれています。

 

ここでは、プログラミング実技の入試について説明をしていきます。

 

プログラミング技術を学ぶ必要性や今後についても考えてほしいと思います。

新しい中学入試にプログラミング実技を採用!

小学校の授業でコンピュータプログラミングの授業が必須となります。

 

既にプログラミング実技を入試に採用している私立中学校も存在しています。

 

プログラミング実技の入試は、事前説明をおこなった上でプログラミング実技をおこなうようです。

 

その後発表やディスカッションなどをおこないます。

 

プログラミング入試といっても実際のプログラマーのような能力を求められているわけではありません。

 

基本的に考え方や物事の順序や手順を効率的に表現できる能力が試される入試だと考えられます。

意外にパソコンが使えない世代になっている??

現在、受験生をお持ちの保護者世代は、比較的パソコン世代になるのでプログラミングはできなくてもソフトウェアを使うことはできる人が多いはずです。

 

IT最先端の現在の子ども達を見ると意外に「パソコンは使えない」というお子さんもいるようです。

 

スマホが使えるのにパソコンが使えないのが不思議に思うかもしれませんが、特に不思議なことではありません。

 

もちろん、10代でもパソコンの知識があるお子さんはいます。ただ世代全体を見ると意外に使用できないお子さんがいることを知っておく必要があります。

 

スマホが使えるのにパソコンが使えないのは、使ったことがないからというだけだと思います。

 

誰でも教わらなければできるようになりません。

パソコンを使える人材とプログラムを作る人材は異なるが・・!

パソコンの授業が必須になることが、「プログラマーの養成」と勘違いしている人がいるようですが、大きな間違いです。

 

実際は考え方や使い方を覚えることが重要になります。

 

仮にプログラマーの養成が主な目的だとすれば、全く意味のない教育改革になります。

 

プログラミング言語やプログラミング開発は時代と共に進化しています。

 

一番大切なことは、プログラミング開発をおこなうときの考え方を学ぶことです。

 

実際のプログラマーもプログラミング言語よりも「流れ図」「フローチャート」などを理解することが大切です。

 

また、実際にパソコンを扱う人とプログラミング技術を持つ人材は別です。

 

あくまでもプログラマー養成の授業ではないことを理解するべきです。

【まとめ】

今回は、中学入試に新しいスタイルの中から「実技入試」「サイエンス入試」「プログラミング実技入試」を説明しました。

 

そのスタイルも筆記以外の取り組みとして良い考えだと思います。

中学入試は、基本的に小学校教育の枠を飛び出しているのが現状です。

 

難関校の問題は普通に中学校で習う内容も含まれています。

 

今回紹介した入試方法は、「興味を持つ」「考える」「実際に体験する」といった本来大切にしなければならない部分が主軸にある方法です。

 

今後の採用状況に期待したいと思います。

 

https://study393.com/subject-of-examination-2/

https://study393.com/subject-of-examination-3/

 

タイトルとURLをコピーしました