教育改革の中でも英語学習とプログラミング学習には、多くの人の関心が集まっています。
中には、プログラミング学習の内容を理解できていない方も多いのではないでしょうか?
今回は、小学校と中学校でおこなわれるプログラミング学習について説明をしていきます。
プログラミング学習の目的や抑えたいポイントを理解してほしいと思います。
【小学校と中学校でおこなうプログラミング学習とは?】
教育改革のひとつとして「プログラミング学習」が注目されています。
プログラミングという言葉は日頃から聞く人も多いと思いますが実際に何を学ぶのでしょうか?
ここでは、プログラミングの意味と小学校・中学校のそれぞれでおこなわれる学習内容について説明をしていきます。
プログラミングって一体何?
プログラミングとは、自分の考えていることをコンピュータに計算や動作をさせることです。
このときに使用するのが「プログラミング言語」と呼ばれるものになります。
プログラミングは、一般的に
・「プログラマー」
・「システムエンジニア」
などと呼ばれる職種の人がおこなう作業です。
企業で使用するアプリケーションやテレビゲームなどもプログラミング開発が必要になります。
ゲームと企業用ソフトでは、違う技術者がおこなうのが基本です。
プログラミング言語は、
目的によって使用するプログラミング言語は様々です。
プログラミング学習は、プログラマーを育成することが目的ではありません。
各年代で学ぶ内容は、プログラミングで利用する思考を理解することです。
小学校でおこなうプログラミング学習
小学校でおこなうプログラミング学習の内容は、これまでも学習している「算数」や「理科」などにプログラミング的思考を取り組むことになります。
詳しい内容は、学校によって異なります。学年や教科をはじめ内容的なことも小学校によって違う部分もあるので注意が必要です。
小学生がおこなうプログラミング学習の目的は、慣れることと扱えることが最初の目標です。
その後簡単なゲームプログラミングなどをおこなうことで思考的にも学ぶことになります。
小学校で利用するプログラミング言語の主流は、マウス操作とパズル感覚のビジュアルプログラミング言語を利用することになると思います。
スクラッチ(Scratch)というプログラミング言語は、マウス操作が基本です。パズル感覚で視覚的にプログラミング思考が理解できるので小学生向けの開発言語になります。
中学校でおこなうプログラミング学習
中学校でおこなうプログラミング学習は、技術・家庭科の授業でおこないます。
小学校のプログラミング思考に加えて、情報処理や技術面の理解も求められます。
プログラミングは、制作だけでなく「動作確認(テスト)」「修正」を繰り返して完成させることが必要です。
中学校になると実用的な角度からも学ぶ事になります。
最大の目標は、
実際に作成できなくても考えることが重要になります。
プログラミング言語も小学校とは異なる感覚の言語もオススメになります。
実際に利用するかはわかりませんが、パイソン(Python)などが良いと思います。
パイソンは、実際に広く使用されているプログラミング言語のひとつです。
YouTubeなどにも利用されていますし、内容的にも初心者向けだといわれています。
【プログラミング学習の必要性と問題点】
小学校や中学校でおこなうプログラミング学習の内容や基本的なことが理解できたと思います。
プログラミング言語を覚えることが目的ではありません。
ここでは、プログラミング学習の必要性と問題点について説明をしていきます。
期待の大きな学習内容ですが、良いことばかりではありません。
プログラミング学習で期待できる効果とは?
プログラミング的思考を養うことは、近年不足している考える能力の向上に期待ができるようになります。
世の中の問題点や不自由なことを解決できるアイデアが生まれることもあるはずです。
プログラミング学習をおこなうとパソコンを使える人が更に多くなると思います。それ以上に期待したいことが「考えること」の学習です。
コンピュータに命令をしてもひとつ順番が違えば正常な結果は望めません。
また必ず答えをひとつに求めることができないのも特徴になります。
多くの問題点を解決しながら目的を達成させるには、公式通りにはできません。
多方面から見る力も養うためにもプログラミング学習は必要だと考えられます。
プログラミング学習で考えられる問題点とは?
プログラミング学習でもっとも問題点と考えられるのは、指導内容と指導者のレベルになります。
プログラミングとソフトが使えることは、全く異なることです。
小学校や中学校に任せるような形になっていますが、実際にコンピュータやプログラミングのことを理解している人材は不足していると思います。
この問題点は英語の教育改革でも言われていることですが、プログラミング学習の方が更に深刻な指導者不足になると予想できます。
指導者不足や指導内容のレベルの向上を考えると教師や講師の知識を向上させなくてはいけません。
教師はプログラミングの知識で、講師は教育の方法です。
プログラミング学習は、ビジュアルプログラミング言語でも難しく受け取るお子さんもいるはずです。テキストスタイルの言語だと英語力も必要になります。
学習成果をあげるには、興味を持つことが一番重要です。
プログラミング学習は、他の科目以上に興味を失う危険性が高い科目になるかもしれません。
プログラミング学習の注意点とは?
プログラミング学習で指導側と生徒側が注意するポイントがあります。
これはプログラマーにも言えることですが、必ずまもるべきことです。
プログラミングは、同じ結果を出すのに何通りもの方法が考えられます。
やり方によって処理速度も大きく変わります。
プログラミングは技術的なことよりも正確で管理しやすいアルゴリズムを考えることです。
他のプログラマーが修正をしてもわかりやすいのも重要なポイントになります。
いくら高度な技術を使用しても正確さや修正のときに問題点があるプログラムは、
実用的ではありません。
プログラミング学習で、腕自慢にならないようにしてほしいと思います。
【プログラミング学習にオススメのパソコン選びのポイント!】
プログラミング学習をおこなうときに自宅でもパソコンを購入したいと考えるご家庭も多いと思います。
パソコンは種類も多いので選び方も難しいのが本音です。
ここでは、様々な条件からオススメのパソコン選びのポイントを説明していきます。
ご家庭の環境によって異なるので、参考にしてほしいと思います。
パソコンの形状やスペックは家庭環境によって考えよう!
パソコンは、
・デスクトップ型
・ノートブック型
の2種類が大きな分類になります。
デスクトップ型にもタワー型や省スペース向きのものもあります。
ノートブック型もデスクトップ型に負けないスペックのものからモバイルパソコンや2in1のような新しいスタイルのものまであります。
パソコンの形状は、ご家庭の環境によって大きく異なります。
デスクトップ型とノートブック型では、大きさや使い勝手に違いがあります。
既に自宅にパソコンがあるのであれば、多少スペックを落としても良いと思いますし、
パソコンの寿命を考えてコスト的に抑えるのもひとつの考え方です。
小学生と中学生にオススメのパソコン!スペックとメーカー
公立小学校で使用するパソコンのスペックは決して高スペックのものではないと考えられます。
自宅用のものを高スペックにしても良いですが、難しいのが本音です。
パソコンのスペックを考えるときは、
・CPU
・メモリ
・ストレージ
の3ヵ所を必ず確認するようにしてください。
学校で使用するものよりも同等か上位クラスであれば良いと思います。
家族共通のパソコンで使用するケースや動画の閲覧などを考えている場合は、
できるだけ高スペックのものを購入することをオススメします。
小学校や中学校で使用するパソコンは、プログラミング学習をする最低水準必要なスペックのパソコンだと認識してほしいと思います。
メーカーは、昔ほど違いはないと思いますが学校で使用しているメーカーか国産メーカーであれば問題はないと思います。
お子さん専用のものであれば、キーボードが小さめのものがオススメです。
キーボードは、別途購入することもできるので状況で対応することもできます。
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パソコンを買うならどこのお店?
パソコンを購入する場合は、いくつかの方法があります。
実店舗かネット通販というのもひとつの選択肢ですが、家電量販店とメーカー直販という選択も必要です。
実店舗とネット通販を比較するとお得なのはネット通販です。
同じ家電量販店でもネット通販の方が安いケースも頻繁にあります。
親御さんがパソコン初心者で知識がない場合は、
家電量販店の実店舗で説明を受けてからネット通販で購入するのもひとつの考え方です。
メーカー直販のメリットは、カスタマイズが自由になることです。
カスタマイズが自由ということは、言い方を変えると初心者向けではないということです。
保護者のパソコンに対する知識などを考慮して購入先を検討してください。
【まとめ】
今回は、プログラミング学習の内容や抑えたいポイントを中心に説明しました。
プログラミング学習はまだこれから大きく進化することも予想できます。
プログラミング学習の基本は、お子さんがプログラミングに興味を持つことでもあります。
できる限り親御さんも一緒に学習することをオススメします。
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