大学受験の対策方法をインターネットで調べると一般的な年間計画は調べられます。
あくまでも一般的な成績の受験生向けの内容で苦手科目の予定は異なります。
苦手な科目は基本からと書いてあっても何から始めて良いのか解らない受験生も多いと思います。
今回は、苦手科目のスタートラインの設定方法を説明したいと思います。
この記事を読んで、苦手科目を克服できるようにしましょう。
【大学受験!苦手科目の科目別スタートと学習のポイント!】
大学受験に必要な科目は、受験する大学によって異なります。
自分が進みたい進路に苦手な科目がある場合避けていませんか?
入試直前であれば、得意科目のみで受験できる大学を受けることもあると思いますが、
これからスタートという段階で苦手科目を切り捨てるのは間違った考え方です。
少し考え方を変えるだけで、偏差値が上がる受験生も少なくありません。
苦手な科目は、対策方法が間違っているだけのことが多いと考えられます。
今回は、全科目ではありませんが、代表的な科目が苦手だという受験生の受験対策のスタート方法を説明していきます。
英語が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
英語が苦手な受験生に限って、必至に単語や熟語の暗記や長文問題をたくさん解こうと思ってしまいます。
厳しいですが、英語が苦手な受験生が問題を解いても実力はつきません。
英語が苦手な受験生は、自分がどの部分で英語が苦手になったのかを確認する必要があります。
単語や熟語を覚えるのは必須ですが、文法が理解できていないのは問題です。
文法は、問題集を繰り返し解いてもおそらく成績は上がらないと思います。
実際になぜ、その答えになるのかを説明できるようになるまで理解する必要があります。
英語は
「語彙」
「文法」
「読解」
の3つの項目をマスターする必要があります。
一見別々の内容だと感じると思いますが、全て積み重ねで慣れていくのが基本です。
文法問題がしっかりできるようになると、
長文読解も徐々にできるようになると思いますので、
まずは「単語」「文法」に力を入れて復習からはじめましょう。
数学が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
数学の苦手な人の特徴は、公式を覚えれば問題が解けると思っているケースです。
数学は、公式よりも理論的に理解することが重要になります。
問題集も受験用の標準問題ではなく、教科書レベルの問題集や参考書を利用することをオススメします。
必ず公式を覚えるよりも理論を理解することを優先しましょう。
目標の大学の偏差値と離れすぎている受験生も少なくないと思いますが、数学は英語や国語に比べると理解さえできれば偏差値は一気に上げることができます。
そのためにも優しいレベルの問題や公式を理論的に理解するようにするべきです。
少なくとも夏までは、基本レベルの学習で全く問題はありません。
国語が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
現代文が苦手な人に「読書」をすすめる人が多いと思います。
実際に現代文が苦手な人の多くは読解力以前に語彙力が足りないケースもあります。
語彙力が足りない受験生は、センター試験の過去問題や易しめの問題集をときながら意味のわからない言葉を理解する必要があります。
古文や漢文が苦手な受験生は、地道に口語訳と照らし合わせながら学習をすすめるのが理想だと思います。
このときに、言葉の意味や文法も合わせて調べながら学習する必要があります。
基本的な問題集などを利用しながら学習することをオススメします。
物理が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
おそらく物理を選択する必要があるのは、理系でも工学系などの学部を受験する人だと思います。
将来、工学系の職種に就きたいのであれば物理は必須です。
物理は、いきなり入試レベルの問題を解いても全く理解できないと思います。
とにかく簡単な単元や問題から取り組む必要があります。
簡単なことから理解を積み重ねるのが物理の基本的な学習方法です。
公式なども必要に応じて、簡単なものから覚えることをオススメします。
化学が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
化学は多くの理系学部で必須になることが多い科目です。
化学の苦手な受験生は、暗記分野を攻略することをオススメします。
暗記だけでもかなり得点が期待できるのも化学の特徴です。
理系学部の場合は、理論分野が必須になるので徐々に取り組む必要があります。
化学は教科書や資料集を重点に覚えてから、問題に取り組むようにしましょう。
単元の順番は、自分ができそうな所からで全く問題はありません。
生物が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
生物が苦手な受験生の多くは、暗記ができないのではありません。
アウトプットの仕方を理解していないケースがほとんどです。
生物はとにかく教科書と資料集(図録)を何度も繰り返し読んで、問題集を解くことです。
理想は教科書を2社分用意することをオススメします。
生物は、医学系を目指す受験生にとっては難易度が高いレベルまで学習する必要があります。
一方文系国公立を目指す受験生は暗記部分を中心に学習することになります。
日本史が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
日本史が受験に必要な人の多くは文系学部を志望していると思います。
日本史は知識がそのまま得点につながるメリットと膨大な範囲のデメリットがあります。
年号や漢字を覚えるのが苦手な受験生は、とにかく教科書を中心に読んで書くことをオススメします。
1週間単位で毎日学習するようにしましょう。
1日の学習時間は個々によって異なりますが、何分でも良いので毎日学習をして、週のどこか1日で1週間の復習と問題を解くことをオススメします。
日本史は、覚えることが大量にありますが、毎日の継続が必ず結果になってきます。
日本史を得意科目にできると一気に受験が有利になります。
世界史が苦手な受験生の学習のスタート方法とポイント
世界史が苦手な受験生は、とにかく暗記を中心に考えてしまいます。
世界史は、各国の時代背景や流れが重要になることがほとんどです。
世界史の基本は、
歴史の流れを教科書・資料集・ノートを中心に学習をすすめる必要があります。
教科書を何度も読みながら自分でノートに流れをまとめておくと理解しやすいと思います。
どうしても苦手意識が消えない人は、まずはマンガなどから入ると良いかもしれません。
【まとめ】
今回は、各科目に対して苦手意識のある受験生が何から学習するべきかを説明しました。
基本からという言葉は誰でも理解しているはずです。
英語や数学は、理解できなくなった場所まで戻る必要があります。
場合によっては中学校のレベルまで戻ることもあると思います。
どこの大学を受験するにしても英語を避けるのは難しくなります。
また、受験で英語を避けても大学で英語は必須科目になるケースが多く単位に影響します。
苦手科目だと言って逃げる前に対策を考えてみることをオススメします。
少し角度を変えるだけで苦手意識がなくなることも充分に考えられます。
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