小学校や中学校でもプログラミング学習を導入することになったことを理由に、お子さん向けにパソコンを購入するご家庭も多くなっていると思います。
今回は、小中学生向けの初めてのパソコン選び!について説明していきます。
この記事を読んで、失敗しないパソコン選びに役立ててください。
【小中学生向けの迷わないパソコン選び!】
「子ども向けパソコン」という言葉をよく目にしますが、実際にこのようなジャンルのパソコンが明確に分類されているわけではありません。
ここでは、小中学生向けの迷わないパソコン選びについて説明をしていきます。
購入するパソコンを項目ごとに決めていけば、お子さんに適したパソコンを購入することができるはずです。
目的や環境に応じてパソコンを選ぼう!
パソコンとひとことで言っても価格帯や性能をはじめノートやデスクトップなどの形態の違いもあります。一番重要なことは、目的を重視したパソコン選びになります。
家族で共有するパソコンとお子さんの専用パソコンでは、性能や価格帯が異なると思います。また、お子さんの利用範囲によって基本的な性能などが決定できます。
ワープロソフトや表計算を利用することやホームページの閲覧程度であればあまり性能にこだわる必要はありませんが、オンラインゲームをするのであればある程度の性能を意識する必要があります。
パソコンの性能は価格帯にも直接影響するので、事前に必要な性能を調べておくことをオススメします。当サイトの別ページでも参考になる記事がありますので参考にしてください。
デスクトップとノートのどちらが良いのか?パソコンのタイプを考えよう!
パソコンには、デスクトップとノート型の他にタブレット型や2in1などのタイプがあります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、ノートパソコンをオススメします。
タブレット型をお子さん向けにオススメする人もいますが、総合的なパソコン学習を目的にするのであればノートパソコンが理想です。
パソコンの基本的な性能は予算によって異なりますが、OSはある程度考えて購入することをオススメします。家庭用パソコンで有名なOSを簡単に紹介します。
家庭向けのパソコンに搭載されているOSは「Windows」「Mac」「Chrome OS」が主流になっています。昔に比べれば、OSによる差はちいさくなっています。
小学校のプログラミング学習や一般的なパソコンを検討するのであれば、Windowsパソコンをオススメします。価格的にも幅が広いのが特徴です。
今後は「Chrome OS」も人気が高くなってくると思いますのでオススメですが、最初のパソコンということであれば、Windows型が扱いやすいと思います。
パソコンに必須のオフィス搭載機種が必要なのか?
パソコンのソフトで代表的な「Microsoft Office」ですが、パソコンによってはじめから搭載されていないものもあります。これによって価格を大きく抑えることができます。
近年はOffice系のようなワープロソフトや表計算ソフトが存在するので、無理に搭載していないパソコンを好む方もいますが、お子さん向けであれば搭載型をオススメします。
ワードやエクセルとの互換性があるソフトやアプリも存在しますが、将来的に考えても利用頻度が高くなるソフトなので、できるだけ搭載することをオススメします。
小学校でOffice系のソフトが必要になったときに慌てるのは好ましくありません。搭載型を購入しないのであれば、他の互換のあるソフトを用意しておくべきです。
【小中学生向け!オススメのメーカーの選び方!】
ひと昔前のパソコンは、メーカーの選択によって大きく特徴が異なりました。現在は、メーカーの違いによる問題点は少なくなっています。
ここでは、様々な面から考えたオススメのメーカーを紹介していきます。パソコンの性能面や価格帯にもよりますが、サポート面や初心者向けという点を重視しています。
親御さんのパソコン知識によってメーカーや購入場所を考えよう!
お子さん向けのパソコンを購入するときにポイントとなることは、親御さんのパソコンに関する知識です。性能や設定など基本的なことが理解できているかが重要になります。
海外メーカーのパソコンは買い方によってかなり安価になりますが、説明書は基本的に英語になっているものも少なくありません。
サポート面に関しても海外メーカーと国産メーカーでは対応が違います。初心者向けという意味では国産メーカーが無難だと思います。
購入場所は、大きく分類すると以下のような購入方法があります。
・メーカー公式サイト
・家電量販店
・家電量販店のネット購入
パソコン知識がある親御さんでカスタマイズに抵抗がない場合は、メーカー公式サイトからの購入がオススメです。予算に応じてスペックを決められるのがメリットです。
知識面に不安がある場合は、家電量販店で説明を聞いて購入するのが基本です。設定に問題がない場合は、ネット購入でも問題ありません。
オススメメーカー1 マウスコンピューター
マウスコンピューターは大手というイメージが少ないため避けている人もいるようですが、コストパフォーマンスという面でもっともオススメできるメーカーです。
パソコンの性能と価格帯を考えると国内メーカーではトップレベルの品質になります。サポート面に関しても、他社と比較しても劣りません。
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オススメメーカー2 富士通・NEC
パソコンのシェアNO1とNO2だけあって信頼度や知名度の高さは問題ありません。サポート面の充実度もオススメのポイントになります。
人気機種も多いのでオススメできますが、マウスコンピューターなどと比較すると価格が高いのがデメリットになります。
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オススメメーカー3 HP
HP(ヒューレットパッカード)はアメリカのパソコンメーカーです。日本HPもは日本支社という位置づけになっています。
日本では大手メーカーというイメージはありませんが、海外では有名なパソコンメーカーです。
HPは薄さと軽さにこだわりながら高い技術力をほこるパソコンを生産しています。
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【低価格なのに性能や使いやすいパソコン!クロームブックとは?】
パソコンのOSと言えばWindowsやMacOSが有名ですが、近年は「Chrome OS」を搭載したChromebookが注目されています。
ここでは、今後注目したいChromebookについて説明をしていきます。これまでのパソコンとは、異なる特徴に注目してください。
Chromebookとは?
Chromebookとは、Google社が開発したOSを搭載しているパソコンです。スマホでおなじみのAndroidとの相性がよいのが魅力のひとつになっています。
最大の特徴は、起動速度やファイルの読み込み速度になります。特に起動にかかる時間は、これまでのパソコンと比較するとそのはやさが目立つはずです。
Chromebookをオススメする理由のひとつに使いやすさがあります。特にスマホ(アンドロイド)に慣れている人にオススメできます。
Google Playにあるアプリが利用できるので「Googleマップ」や「Gmail」などが使用できます。日頃から使い慣れているアプリだとスムーズに利用できると思います。
データの保管場所もクラウド上になっているので、通常の利用も快適です。パソコンを快適に利用できることは、作業効率を考えると理想になります。
Chromebookでワードやエクセルは使えるのか?
パソコンを使用するなら必須と言われているのが、オフィス(Office)の存在です。
特にワード、エクセル、パワーポイントなどは、重要になります。
Chromebookは、Googleが提供しているOffice系ソフトに変わるアプリを使用します。Office系ソフトとの互換性も優れているので安心して利用できます。
・Googleドキュメント
Googleドキュメントは、文書作成アプリになります。Officeで言えばワードに近いアプリになるので、利用頻度が高いはずです。
・Google スプレッドシート
Google スプレッドシートは、表計算アプリです。Officeのエクセルに近い存在で、近年積極的に利用しているユーザーも多いアプリになります。
・Google スライド
Google スライドは、プレゼンテーションアプリです。Officeのパワーポイントに近いアプリになります。
Googleアプリでも慣れれば特に問題はありませんし、Officeとの互換性も悪くないので利用価値は充分です。
Officeが利用したい場合は、Android版のMicrosoft Officeをインストールすれば問題ありません。使用頻度や用途で使い分けることも可能です。
オススメのクロームブック!どこのメーカーが理想なの?
コストパフォーマンスに優れているChromebookですが、複数の国内メーカーから発売されています。国内メーカーから選択すれば大きな失敗はないと思います。
もちろん、購入の際には自分の使用目的や好みを優先させることをオススメします。パソコンは昔に比べるとメーカーの差は少なくなっていますが、細かい部分は異なります。
スペックや予算はもちろんですが、形状やキーボードのタッチ感などは好みに個人差があるのが当然です。
特にテンキーが必須という人はメーカーによって非搭載になるので注意が必要です。これはノートパソコン全体に言えることですが、テンキーの有無にこだわる人は多いと思います。
その他にもメーカーによって形状や搭載されているパーツが異なるので、事前に調べてから購入することをオススメします。
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【小中学生のパソコン利用の注意点と解決方法!】
小中学生がパソコンを利用することは、様々なメリットも期待できると同時にデメリットもあるのが本音です。特に利用方法を間違えると犯罪などに巻き込まれることもあります。
ここでは、小中学生がパソコンを利用するときの注意点と解決方法を説明していきます。基本的に親御さんのパソコンスキルの向上がもっとも重要なポイントになります。
小中学生のパソコン利用で注意したいこと!
小中学生のお子さんが自分専用のパソコンを持つとインターネットで有害サイトの閲覧などに利用してしまうこともあります。
基本的に以下にあげる3項目は、注意しておきたい内容です。注意点に関することも親御さんが事前に理解しておくことが重要になります。
・インターネットの利用
・SNSの利用
・ソフトのインストール
インターネットの利用はお子さんの成長や教育を考えると必要なことですが、利用方法を間違えると面倒なことにまきこまれることもあります。
SNSの中には法律で13歳未満の利用を禁止しているものもありますが、実際は確認方法が厳しくないので登録できてしまいます。
SNSが悪いとは言えませんが、悪意を持った利用者がいるのも事実です。お子さんがトラブルにまきこまれないためにも利用には充分な注意が必要になります。
パソコンを利用しているとソフトやアプリのダウンロードを簡単にできてしまうことがあります。中にはウイルスやスパイウェアといったトラブルの原因になるものもあるので注意が必要です。
小中学生のパソコン利用の問題点を解決する方法!
お子さんが安全にパソコンを利用するには、親御さんと事前に約束事やルールを定める必要があります。決めつけるのではなく、あくまでもお子さんの意見も聞くことが重要です。
パソコンはアカウント管理やウイルス対策ソフトなどの設定により、お子さんの利用に制限を設けることもできます。必要に応じて対応する必要があります。
基本はお子さんを信じることが大切ですが、必ずルールを守れるとは言い切れません。無理のない範囲でお子さんとルールを決めることをオススメします。
どちらにしても親御さんがパソコンに関する知識をつける必要があります。パソコンの知識があれば、安全と危険の見極めもできるようになるので有効な方法です。
パソコンの保証と信頼度とは?
パソコンの保証は無料のメーカー保証と購入先や有料の保証があります。パソコンの故障だけであればメーカー保証で良いですが、お子さん専用のパソコンの場合は延長の保証をつけることをオススメします。
パソコンにも平均的な寿命はありますが、内部的な故障は運のような部分もあります。むしろ、別の理由で破損してしまった場合の保証が必要です。
パソコンの保証制度には、メーカー保証以外に購入先の保証制度などもあります。基本的に有料の保証制度なので、充分に内容を理解してからの加入をオススメします。
【まとめ】
今回は、小中学生向けの初めてのパソコン選びについて説明をしました。
一番重要なことは、目的に適したスペックや形状のパソコンを購入することです。
パソコンの利用はお子さんにとって多くのメリットがありますが、デメリットにつながる危険も少なくありません。
親御さんがパソコンの知識をつけたうえで、お子さんとルールを決めて利用することをオススメします。