中学受験は、受験生本人だけでなく親御さんをはじめ家族全員で取り組むことが重要です。
受験生にとっても長期間の努力や多くの我慢も必要な厳しい数年間になります。
合否に関係なく良い経験という言葉も聞きますが、やはり志望校合格が一番良い結果です。
今回は、中学受験直前の生活環境に関する説明をしていきます。
【中学受験当日に実力を最大限出せるポイントとは?】
中学受験は、大学受験や高校受験よりも波乱の結果につながることが多いのが特徴です。
入試スタイルの違いもありますが、何よりも受験生の年齢が影響すると考えられます。
ここでは、中学受験当日に最大限の実力で望めるポイントについて説明をしていきます。
読めば当たり前のことも意外にできていないことも多いので注意が必要です。
中学受験当日の健康状態で合否に大きな影響が??
中学受験直前まで懸命に受験対策をして万全の状態で臨んだつもりでも、慣れない満員電車や緊張と疲れなどから受験本番で体調を崩してしまう受験生が毎年多くいます。
受験対策をすることは悪くありませんが、
何よりも今の実力の100%に近い状態をできるだけ発揮することが受験の合否に大きな影響があると考えられます。
お子さんの性格面や受験生の年齢や経験を考えると100%の実力をだすことは困難ですが、
できるだけマイナス要素を減らすことは可能です。
中学受験の偏差値が大学受験ほど参考にならない面はこのようなことも理由のひとつだと思います。
入試問題の相性もありますが、何よりも体調が重要なポイントです。
健康管理の基本は、普段の生活と平凡な対応策が基本!
中学受験対策で健康管理が重要なことは誰でも理解していると思います。
問題は、具体的に何をすれば良いのかという点ではないでしょうか?
後ほど基本的な対策方法を説明しますが、
一番大事なことは、
- 「普段通りの生活」
- 「食べ慣れた食事」
- 「基本的な感染症予防」
になります。
普段通りの生活や食事は、多くの受験情報サイトでも書かれています。
ところが解っているはずなのに直前になると特別の生活になるご家庭も少なくありません。
できそうでできない普段通りの生活や食事も家族全員が理解をしていることが大切です。
特別は、受験が終わってからでも充分だと思います。
中学受験は、メンタル管理も重要なポイント!
中学受験は、メンタル勝負という見方も間違いではありません。
親御さんばかり気合いが入ってお子さんのスイッチが全く入っていないケースも珍しくありません。
親御さんは、第一志望校の受験に失敗してしまった後の併願校受験や合格できると思っていた併願校が不合格だった場合の対応なども事前に考えておく必要があります。
特に親御さんの中には、思い描いていた状況と異なった展開に感情的になってしまうことも考えられます。
感情的な発言は絶対に避けなければいけないことです。
メンタル管理にかんしても後ほど詳しく説明しますので、参考にしてほしいと思います。
メンタル管理はお子さんの性格にもよりますので注意が必要です。
【中学受験 毎日の生活と食事の管理は重要な受験対策!】
生活状況や食事によって中学受験に影響がでることは、受験生を持つ親御さんであれば既に理解していると思います。
問題は、実際に対応ができるかどうかになります。
ここでは、中学受験直前の生活環境や食事の管理について説明をしていきます。
ここで説明をすることは、当たり前のことですがなかなかできないことだと思います。
中学受験直前!追込みの学習も大切だが・・・
中学受験は、基本的に日程が集中するので直前での対策が重要になることは多くのご家庭で理解していることです。
その結果夜遅くまで過去問題や苦手問題対策をおこなっていないでしょうか?
親御さんや受験生本人の気持ちを考えれば、長い期間がんばってきた結果がわかる時期だけに「後少しだから」という考え方になると思います。
中学受験の多くは、インフルエンザや多くの感染症が流行する時期と重なっています。
体調を崩す大きな原因は、疲れによる体力の低下です。
多くの中学校は試験開始時間が朝からになります。
当然、朝方の生活にすることが望ましいので、
睡眠時間確保のためにも夜はできるだけ無理をしないことをオススメします。
中学受験 中学受験で考える食事の基本とは?
昔は、中学受験の前日や当日に縁起を担いで「カツ丼」や気合いをいれるために豪華な食事を用意する家庭も少なくありませんでした。
否定はしませんが、さすがにオススメはできません。
中学受験の直前や期間中に気をつける食事管理は、
以下の3つです。
・お子さんの好きな食べ物
・消化の良い食事を用意する
・栄養のバランスと3食決まった時間に食べる
上記の内容を見ると当たり前のことしか書いてありません。
それぞれの項目について簡単に補足をしていきますので、参考にしてください。
「お子さんの好きな食べ物」は、
同時に「消化の良い食事」と同時に考えてもらうのが一番です。
お寿司やとんかつなどが好きな場合は、できるだけ他のメニューで好きなものを用意してほしいと思います。
バランスの良い食事と言うと大げさに考えてしまいがちですが、できるだけ日頃から食べ慣れている食事が理想だと考えてください。
中学受験の当日朝に食べておくと良いものは?
入試前日は、消化が良く暖かい食べ物がオススメです。
受験当日の朝は、中には食べないでと考えている受験生もいるかもしれませんが、あまりオススメできません。
入試当日の朝は、脳を活性化させるためにも炭水化物をできるだけ取るようにしてください。
理想は、テストの開始時間より3時間以上前がオススメです。
日頃から朝食にお米を食べているご家庭であれば、
消化を考えると「おかゆ」「おじや」が考えつきますが、消化が良すぎる食べ物は早くお腹がすいてしまいます。
いつものごはんと卵焼きなどのタンパク質と適度な油を用いたメニューが良いと思います。
ごはんが食べにくいお子さんは、鮭などのおにぎりもオススメです。
パン食のご家庭であれば、卵サンドやチーズをのせたトーストなどが理想です。
炭水化物と適度なタンパク質が受験日の朝には適しています。
【中学受験 受験生の健康管理とメンタルケアのポイント!】
中学受験は、受験生の学力と親御さんがサポートする日頃の生活状況や食事管理が重要です。
更に加えて考えることが、身体と心の健康管理になります。
ここでは、健康管理とメンタルケアについて説明をしていきます。
健康管理とメンタルケアを万全にすることで、お子さんの実力が最大限に発揮できるようになると思います。
健康管理の基本!インフルエンザの予防接種の必要性!
中学受験の時期になると毎年猛威をふるう「インフルエンザ」ですが、予防の基本は意外とオーソドックスな方法になります。
基本は、「手洗い」「うがい」と「バランスの良い食事」「充分な睡眠」になります。
・「うがい」
・「バランスの良い食事」
・「充分な睡眠」
もちろん不要な外出は避けるべきですが、過度の警戒はストレスにつながるので注意が必要です。
インフルエンザの予防接種は、賛否両論あります。
確かに価格と信頼性を考えると若干厳しい目でみられるのも理解はできます。
特に小学生の場合は、2回接種をするので費用もかかります。
接種をしても100%避けられるものではないので、はじめから予防接種をしないご家庭もあります。
当サイトとしては、原則予防接種を推奨します。
ただし最終判断は、あくまでも親御さんとお子さんの判断で決まることなので慎重に対応して欲しいと思います。
学校を休んで体調管理?プラスよりもマイナス効果が危険!
中学受験の時期が近づくとお子さんがインフルエンザや風邪などにならないように小学校を休ませる親御さんが少なくありません。
正直メリットもありますが、デメリットも存在します。
基本的に当サイトでは、通学することをオススメします。
もちろんマスクなどの着用は基本です。
小学校の友人と接することは、お子さんのストレス解消につながることもあります。
また、身体を動かすということも重要です。
もちろん帰宅後の手洗いとうがいの徹底と睡眠時間の確保は必須条件です。
また、学校にあまり通いたがらないお子さんや体調を崩している場合は、欠席することをオススメします。
中学受験はメンタルケアとモチベーションの向上が重要!
中学受験でお子さんのメンタル面をサポートするのは、親御さんの役目です。
お子さんはこれまで懸命に受験勉強をしているのですから、発言には注意が必要になります。
特に最終模試の結果で感情的になることや頑張っているお子さんに向かって
親御さんのかける言葉によってモチベーションの上下が大きくかわります。
日頃からお子さんとのコミュニケーションを大切にしている方が良い傾向になります。
初日の受験の結果や第一志望校の結果が残念なときは、
必ず通塾している場合は塾の講師のアドバイスを聞くようにしてください。
受験は精神論だけで乗り越えるものではありませんが、モチベーションの高さは重要なプラス要素です。
気持ちよく受験会場に行けるような環境が理想になります。
【まとめ】
今回は、中学受験の当日までの生活環境のポイントを中心に説明しました。
受験生であるお子さんは志望校合格だけを考えているのが一番です。
親御さんは、不合格のときにできるサポート面も事前に考えておく必要があります。
事前に考えておかないとつい感情的になってしまいその後の受験にも悪影響がでます。
中学受験は長い人生を考えると通過点にすぎませんが、お子さんにとっては大きな試練にもなります。
できるだけ親御さんがサポートをして良い受験になるようにしてほしいと思います。