小学生向けのネット塾は数多くありますが、近年は特定の科目に特化したタイプのネット塾も増加傾向にあります。
算数や英語に特化したタイプが多い中で、「ブンブンどりむ」は国語力の向上に力をいれている作文通信教育講座です。
今回は、小学生向けの作文通信教育「ブンブンどりむ」を紹介していきます。
「ブンブンどりむ」には、無料体験キットもあるのでこの記事を読んで有効に活用してください。
【「ブンブンどりむ」の概要と基本的な内容紹介】
「ブンブンどりむ」は国語力のなかでも、作文に特化した通信講座です。
作文が苦手なお子さんが多いのに、なかなか優れた学習教材が少ないと感じている人も多いと思います。
ここでは、「ブンブンどりむ」の概要と基本的な内容を紹介していきます。
コースの特徴や開始までの簡単な流れについても説明をしているので、参考にしてください。
「ブンブンどりむ」の概要
・運営会社
(株)どりむ社 作文技術指導研究会
・塾のタイプ(集団・個別)
個別による通信添削タイプ
・塾のスタイル(通塾・オンライン)
通信講座型
・塾の難易度(受験レベル等)
基本レベル~公立中高一貫校(作文)対策レベル
「ブンブンどりむ」のコースと料金等
「ブンブンどりむ」は学年ごとにコースが用意されています。
1年生~6年生までそれぞれのコースがありますが、お子さんの学年に関係なく高学年や低学年のコースを受講することも可能です。
・「ブンブンどりむ」のコース
:小学1年生 ワクワク入門コース
:小学2年生 ドキドキ基礎コース
:小学3年生 グングン上達コース
:小学4年生 メキメキ応用コース
:小学5年生 トコトン実践コース
:小学6年生 バッチリ完成コース
・「ブンブンどりむ」の利用料金
・小学1年生向けコース
月額 4,950円
・小学2年生~小学6年生向けコース
月額 5,445円
月々の支払い以外に6ヵ月や12ヵ月の一括払いもあります。
一括払いの方が利用料金を抑えられるので、長期間続けるのであればオススメです。
・「ブンブンどりむ」の学習スタイルは?
「ブンブンどりむ」は、作文に特化した通信教育です。
作文を学習することは国語力の向上も期待できるだけでなく、他の科目を理解する力を高くすることも可能になります。
この教材の魅力は添削がとても丁寧だという部分です。
ただ作文を書いていくだけではなかなか成長はできませんが、期待以上の添削は「ブンブンどりむ」の作文学習に対する考え方が伝わります。
・「ブンブンどりむ」の難易度は?
「ブンブンどりむ」の難易度は公立中高一貫校対策にも対応できることに注目する人も多いと思いますが、作文が苦手なお子さんから得意なお子さんまで対応できる幅広さが魅力になります。
目安という意味で学年ごとに区分されていますが、作文が得意なお子さんは上の学年を受講できますし、苦手なお子さんは下の学年から学ぶこともできます。
他の科目でも言えることですが、同じ学年のお子さんでも得意不得意はありますし、理解をする速度も異なります。
難易度という見方をするのであれば、万能型と言っても良いはずです。
「ブンブンどりむ」の入会と学習の流れとは?
「ブンブンどりむ」は、受講を開始したい月の5日までに申し込む必要があります。6日以降に申し込んだ場合は、翌月から受講を開始することになります。
<1年生~5年生>
・教材到着
教材は、毎月末に届きます。
内容はテキストと提出用の課題などがはいっています。
・学習開始
1日の学習時間は、約10分となっています。
・提出課題に取り組み提出
毎月5日と25日に提出課題に取り組んで、提出課題を提出します。
・提出課題の返送
提出した課題は、約2週間で返送されてきます。
・努力賞GET
提出課題と一緒にポイントシールが返送されてきます。ポイントシールを集めるとプレゼントと交換できます。
<6年生>
6年生も基本的な流れは変わりませんが、提出課題の部分が模擬テストになります。
【作文通信教育講座「ブンブンどりむ」の特徴】
作文に特化している通信教育の「ブンブンどりむ」は、主要科目を扱う一般的なネット塾や通信教育とは異なる特徴があります。
コスト面やお子さんとの相性はもちろんですが、事前に特徴を理解しておくことも必要です。
ここでは、「ブンブンどりむ」の特徴について解説していきます。
カリキュラムの特徴や学習効果を中心に説明しているので、参考にしてください。
学年ごとに考えられたカリキュラム!
作文通信教育「ブンブンどりむ」は、1年生~6年生向けのカリキュラムがあります。カリキュラムの学年はあくまでも目安なので、作文の得意なお子さんと苦手なお子さんは別学年の内容に取り組むこともできます。
:小学1年生 ワクワク入門コース
ワクワク入門コースの1作文あたりの文字数は、50文字~200文字です。
作文への苦手意識をなくすことが目的なので、自由な発想や書くことで伝えられる喜びに興味を持つことが目標になります。
:小学2年生 ドキドキ基礎コース
作文の学習を通じて、表現力と理解力を磨いていきます。
ドキドキ基礎コースの1作文あたりの文字数は、100文字~300文字です。
文字数的には決して多くありませんが、表現力や発想力の向上は他の科目の理解力向上にも期待ができます。
:小学3年生 グングン上達コース
書く内容が多くなるので、作文を書くことに自信が持てるようになります。
グングン上達コースの1作文あたりの文字数は、100文字~400文字です。
作文として考えるとまだまだですが、記述式の問題への対応力などに期待ができます。
:小学4年生 メキメキ応用コース
作文の内容も自分の考えや体験がもとになる内容もあるので、自分自身で解決をする習慣も身につけることが期待できます。
メキメキ応用コースの1作文あたりの文字数は、100文字~400文字です。
中学受験を検討するのであれば、他の学習時間も多くなるので併用できる範囲になっています。
:小学5年生 トコトン実践コース
テキストは時事ニュースにも触れているので、社会的な視野も広がることが期待できます。
トコトン実践コースの1作文あたりの文字数は、200文字~600文字です。
多彩なテーマ設定になっているので、表現力や長文記述力が身につきます。
:小学6年生 バッチリ完成コース
公立中高一貫校の受験対策に必要な国語力を身につけることが期待できます。
バッチリ完成コースの1作文あたりの文字数は、400文字~600文字です。
表や資料を読み取り、自身の考えや視点を作文にする力を身につけることが可能になります。
「ブンブンどりむ」のメインテキスト!
「ブンブンどりむ」のメインテキストは4種類項目(ランド)からなりたっています。
「かきかたランド」
「こころランド」
「あたまランド」
「ものしりランド」
があります。
・かきかたランド
かきからランドは「書く力」の向上が期待できます。
・こころランド
こころランドは「想像力」を養うことを期待できます。
・あたまランド
あたまランドは「読解力」と「記述力」を養います。
・ものしりランド
ものしりランドは「思考力」を高める効果が期待できます。
メインテキストは、学年ごとに異なる目標が設定されています。
1年生は基礎的なことを学びますが、6年生のメインテキストでは公立中高一貫校の受験対策にも役立つ内容になっています。
<1年生用>
<2年生用>
<3年生用>
<4年生用>
<5年生用>
学習指導要領にある3つの力を向上させる期待が大きい!
「ブンブンどりむ」は作文専門の通信教育なので、作文を書く力が向上することに期待が持てるのは当然のことです。
その他にも「思考力」「判断力」「表現力」といった学習指導要領にある3つの力を向上させることが期待できる教材になります。
資料を見て考える問題や自分の見解を文章にする問題は、今後の中学入試にも増加することが予想されます。
これまでの暗記中心の学習だけでなく、総合的な国語力が求められるので他の科目にも役立つことが期待できます。
充実した添削が魅力!
「ブンブンどりむ」の魅力のひとつに丁寧な添削があります。
作文が苦手なお子さんにも誉めることで、やる気やモチベーションの向上を促します。
作文や課題を提出するのは当然ですが、まずその努力を認めて誉めてくれるのがやる気向上につながるはずです。
内容面での添削も感想や考え方には共感すると同時に、さらに内容を良くするアドバイスもあります。
何を書けば良いのかがわからないお子さんには、簡単に正解を教えるのではなく「自分で考える」ように指導をしています。
【口コミから考える「ブンブンどりむ」のメリットとデメリット】
作文専門通信講座の「ブンブンどりむ」は、作文が得意になるだけでなく国語力の向上にも役立つと公式ホームページには書いてあります。
ネット塾に限らず公式サイトの情報だけで申し込むのは早いと考える人も多いはずです。
ここからは、口コミや世間の声から「ブンブンどりむ」のメリットやデメリットを考えていきます。
良い意見だけでなく、悪い意見こそ参考になるはずです。
「ブンブンどりむ」を利用している人の良い口コミ!
「ブンブンどりむ」の良い口コミには以下のようなものがあります。
・誉めることが多い添削ですが、次回の課題にも活かしやすい内容になっている。
・毎日の学習時間が10分程度なので、他の学習と併用しやすい。
・イラストが多く短時間なので、作文が苦手でも継続できる。
・ポイントを貯めてプレゼントがもらえる。
いくら良い通信教育でも継続することが難しい内容だと、期待するような効果は望めません。「ブンブンどりむ」は、お子さんの集中力が持続できる時間や他の学習との併用も考えたカリキュラムになっています。
「ブンブンどりむ」を利用している人の悪い口コミ!
「ブンブンどりむ」の悪い口コミには以下のようなものがあります。
・料金が高い。
・電子書籍のサービスがないので、大手通信教育よりも劣る。
・添削で指摘されたことへの改善が難しい。
・添削のアドバイスに加えて、改善内容がほしい。
・作文を書くことに特化しているので、国語の記述問題向きではない。
悪い口コミは、料金面やサービス内容面をはじめ添削に関する問題点の指摘が多いように感じます。
確かに親御さんの立場になって考えるとこれらの問題点は気になるところです。
「ブンブンどりむ」を利用するメリットとデメリット!
「ブンブンどりむ」を実際に利用している人のメリットや良い口コミよりも、デメリットや悪い口コミに注目をすることが重要です。
世間でデメリットと感じることも、お子さんとの相性次第でメリットになることもあります。
・料金が高い。
利用料金に関しては難しい面もありますが、近年のネット塾のコストパフォーマンスを考えると「ブンブンどりむ」は決して安いとは言えない部分もあります。
作文に特化した通信教育という視点で考えると、充実している内容だといえます。
毎日の学習時間の短さも料金が高いという印象につながっていると思いますが、作文が得意になるメリットを考えると価値観は高いはずです。
・電子書籍のサービスがないので、大手通信教育よりも劣る。
ネット塾の魅力のひとには、家庭で通塾に近い授業が受けられるというメリットがあります。
確かに「ブンブンどりむ」は昔からある通信教育のスタイルなので、不満を感じる人もいるはずです。
「ブンブンどりむ」は作文を専門的に学ぶ通信教育なので、ある意味昔ながらの紙に書くスタイルにこだわるシステムが良いとも考えられます。
効率性や利便性を考えるとオンラインや電子書籍にメリットがありますが、書くということに重さを置くのであれば現状のスタイルでも問題ありません。
・添削で指摘されたことへの改善が難しい。
・添削のアドバイスに加えて、改善内容がほしい。
この2点は添削に関する意見ですが、改善の難しさはある意味「慣れ」もあるかもしれません。
作文が苦手なお子さんだと簡単に改善することはないのが一般的です。
おそらく添削で良い例を指導することは可能だと思いますが、この方法だと考える力の向上ができなくなります。
また、例をみて作文ができるようになったと勘違いするケースも少なくないはずです。
・作文を書くことに特化しているので、国語の記述問題向きではない。
作文と国語の記述問題を直結させることは難しいですが、長期的に考えると読解力や表現力を養うことは他の科目にも役立つはずです。
「ブンブンどりむ」は読む力も鍛えることができるので、読解力の向上にも期待ができます。
国語の記述問題や算数の文章題には解法のようなものも存在しますが、作文を通じて総合的に国語力をアップさせることも将来的に役立つはずです。
特に私立中学受験や将来の大学受験を視野にいれると総合的な国語力は必要不可欠になります。
【「ブンブンどりむ」をオススメするお子さんのタイプ】
作文専門通信教育の「ブンブンどりむ」の特徴や世間の口コミなどを紹介してきました。
最終的に利用の判断をするポイントは、お子さんとの相性や学習目的の一致です。
ここからは、「ブンブンどりむ」をオススメするお子さんのタイプについて説明していきます。
最終的に使い方のポイントも紹介しているので、参考にしてください。
「ブンブンどりむ」をオススメするお子さんのタイプ
「ブンブンどりむ」をオススメするお子さんは、作文に苦手意識があるお子さんです。
国語が苦手というのではなく、作文を書くときに必要な力を身につけることを目標にする場合にオススメします。
国語を含め他の科目の成績向上を考えるのであれば、通塾や他のネット塾がオススメです。
あくまでも作文を書く基礎を学ぶ通信教育なので、できるだけ低学年から利用することをオススメします。
「ブンブンどりむ」をオススメできないお子さんのタイプ
「ブンブンどりむ」をオススメしないお子さんは、既に高学年で私立中学受験を考えているお子さんの場合です。
受験までの年数や日数を考えると、じっくりと国語力を身につけるよりも受験に通用する解法を身につけるほうが理想的になります。
「ブンブンどりむ」は公立中高一貫校の受験対策にも対応していますが、他の作文専門講座の方が向いているお子さんもいます。
お試し体験などがある講座を積極的に活用することをオススメします。
「ブンブンどりむ」の活用方法
「ブンブンどりむ」の上手な活用方法は、焦らないことです。
もともと作文が苦手なお子さん向けに考えられているので、1年生~6年生まで時間をかけて作文を学ぶ講座になっています。
国語力は簡単に身につくものではありません。
「ブンブンどりむ」に取り組むと同時にオススメするのが、読書や小学生向け新聞を継続的に活用することです。
【まとめ】
今回は、小学生向け作文通信教育講座の「ブンブンどりむ」の特徴を中心に解説しました。「ブンブンどりむ」は、作文が苦手なお子さん向けにオススメできる通信教育です。
通信教育やネット塾に申し込むときは、できるだけ無料体験を活用するのが理想的です。
「ブンブンどりむ」にも無料体験キットがあるので、試してみることをオススメします。