中学受験!11月以降におこなう中学受験準備と対策のまとめ

中学受験

中学校受験は、11月以降になると親御さんと受験生にとってラストスパートの時期になります。

 

この流れは現状の受験体制であれば、毎年変わりません。

 

今回は、私立中学校受験を考えている親御さんと受験生向けに11月以降におこなう中学受験の準備対策を説明します。

 

この記事を読んで直前対策の知識を覚えておきましょう。

 

【中学受験準備と対策 12月までにおこなうことを事前確認】

中学受験は、9月以降から本格的に志望校に的を絞った対策がはじまります。

 

同時に12月までに受験生と親御さんがおこなうことも多くなります。

 

ここでは、秋以降から12月までにおこなう中学受験準備と対策について説明をしていきます。

 

事前におおまかなスケジュールをたてておくと焦ることが少なくなるはずです。

受験校の最終決定と説明会等の予定確認

中学受験は、大学受験や高校受験以上に第一志望にこだわる受験が基本といわれています。

 

お子さんの受験に対するモチベーションや貴重な経験と考えれば当然のことです。

 

全ての受験生が第一志望に入学できれば良いのですが、難関校になれば多くの受験生が悔しい思いをすることになります。

 

そのためにも保護者は、最大のフォローをする必要があります。

 

 

第一志望と併願校を含めた受験校決定

小学6年生の12月の段階になれば、第一志望はほぼ確定していると思います。

一方で併願校に関しては最終決定の段階に入る必要があります。

 

当サイトでも何度も説明をしていますが、

併願校選びの基本は第一志望に近い校風の学校を選択することです。

 

もちろん日程のことも視野にいれる必要があります。

 

親御さんの立場だと、偏差値を中心にした併願校選びになりがちです。

 

偏差値はあくまでも目安なのでいくら合格圏内でも校風が第一志望と真逆ではオススメできません。

 

最後まで第一志望の合格を目指すのは大切なことですが、

 

万が一併願校に通うことになってもお子さんが納得して楽しく通える中学校併願校にすることが理想になります。

 

 

説明会と入試体験で本番に向けて調整しよう

受験日が近づくと説明会や入試体験の日程がマイナスになると考えてしまう親御さんもいるようですが、基本的に第一志望の説明会入試体験は可能な限り参加をオススメします。

 

説明会や入試体験は、実際の入試のヒントや経験という意味でも重要ですが、

 

何よりも受験生であるお子さんのモチベーション向上につながります。

 

受験生の親御さんだと信じられないことだと思いますが、中学受験の当日になってもモチベーションのあがらないお子さんは少なくありません。

 

 

過去問題及び時事問題で受験校の傾向と対策を理解しよう

中学受験は、これまでの模試の結果や合否判定で結果がわかるわけではありません。

 

大学受験や高校受験以上に、当日の体調や事前の対策によって結果が大きく左右されます。

 

特に過去問題は、学校側が入学してほしい受験生に向けたメッセージが含まれていると考えても過言ではありません。

 

従って各科目に校風や教育理念があらわれる傾向があります。

 

偏差値で考えるのはあまり望ましくありませんが、

 

+5の数値であれば過去問題の取り組み方次第で充分に挽回は可能だと思います。

 

時事問題に関しては、秋以降になると各出版社や進学塾が時事問題対策用の参考書や問題集を発行します。

 

通塾している受験生は、塾のもので充分です。

 

基本的な対策は秋以降のもので充分ですが、

 

理想を言えば小学校5年生くらいから学童向けの新聞などを購読するのもオススメになります。

 

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出願時に必要な書類の確認と調達

受験対策は、中学受験をするお子さんが主役です。

 

一方で中学受験準備やサポートをするのは、親御さんの役目なので事前に理解をしておく必要があります。

 

お子さんの日頃の生活面は重要ですが、何よりも出願時に必要な書類を事前に確認しておくことが重要です。

 

間に合わないとお子さんのストレスになるので注意をしてください。

 

 

通知表の提出は必要なのか?

受験をする中学校によって異なりますが、通知表のコピーを提出する中学校は少なくありません。

 

このときにコピーを更にコピーするのはオススメしません。

 

併願校や追加受験なども考慮して多めに用意することをオススメします。

 

3期制と2期制では、提出する通知表の時期が異なるので注意をしましょう。

 

近年の出願方法で増加傾向にあるWEB出願に関しても事前対応をオススメします。

 

出願時に必要なデータ容量やサイズの制限があることもあるので、事前確認が必要です。

 

 

調査票の以来と受け取りはできるだけ早めにおこなおう!

調査書を提出する場合は、通っている小学校の教師が作成するのが一般的です。

 

昔のように私立中学校受験が少ないときとは異なるので早めに依頼をするのが理想になります。

 

12月に依頼や受け取り時期の確認をするのが安心です。

 

特に小学校によっては、多くの生徒が中学受験をするので受け取りまでに時間がかかることがあります。

 

 

出願のタイミングと記入や入力は慎重におこなおう!

第一志望に関しては、事前に対応できますが併願校は結果次第で受験の有無が変わることがあります。

 

出願に関する注意点は、事前に確認しておくことをオススメします。

 

書類での提出で出願する中学校の場合は、事前に記入をして提出できる状態にできます。

 

一方WEB出願の場合は、直前に操作をすることもあるので慎重な対応が求められます。

 

特に併願校の中でも優先順位の低い受験校の場合は、事前の確認が完全ではないこともあります。

 

また、合格のない状態は親御さんの精神状態も通常とはことなるはずです。

 

親御さんが動揺をすると確実に受験生であるお子さんに悪影響がでることが予想できます。

 

どのような状態でも親御さんはゆとりを持った対応ができるようにするのが理想になります。

 

 

忘れがちな写真撮影は予定にいれておこう!

中学受験の出願時に必須の証明写真ですが、気合いを入れて写真館で撮影するご家庭も少なくありません。

 

良い写真を用意することは理想ですが、提出するサイズを事前に確認していないと大変なことになります。

 

特にWEB出願を推奨している中学校だとデータを加工する技術やサイズの変更が必要になることもあります。

 

写真店によって対応可能な範囲も異なるので事前に確認することをオススメします。

 

また、携帯電話の画素数も高くなっているので携帯で撮影をする受験生もいると思います。

 

否定はしませんが、背景が暗くならないように注意をしてください。

 

受験生と家族の健康面の確認!

中学受験の冬は、合格に向けたラストスパートになるのでついつい無理をしてしまいます。

 

結果的に風邪で寝込んでしまい大幅に予定が変わることも少なくありません。

 

ここでは、中学受験生に必須の健康面の知識を確認してほしいと思います。

体調の良い状態で受験をすることが一番重要なことです。

 

 

インフルエンザの予防接種は計画的におこなおう!

インフルエンザの予防接種に関しては、賛否両論だと思いますが基本的に接種をすすめる小児科医師が多いといわれています。

 

他の予防接種と比較すると感染してしまう確率が高いのは否定できませんが、接種がマイナスになるケースは、体質的な相性以外に考えにくいと思います。

 

確かにアレルギー体質のお子さんの中には不向きなケースもあります。

 

少なくともインフルエンザの予防接種が感染原因という考え方は、賛成できません。

 

 

受験対策で学校を休むべきか?

インターネットの情報や塾の講師の考えでは、受験前に意図的に学校を休むことは反対する傾向にあります。

 

確かに気分転換や総合的に考えると正しい考え方だと思います。

 

ただし、体調が思わしくない場合は、積極的に休むことも悪いことだとは思いません。

 

微熱程度だから大丈夫というのは、間違った考え方です。

 

体温にかかわらず体調がすぐれないときは、欠席や早退なども決して悪いことではありません。

 

もちろん、体調が万全であれば無理に休む必要はないと思います。

 

インフルエンザなどの流行に対しては、敏感になる必要があります。

 

流行している時期はさすがに予防接種をしていても感染する危険性が高くなるので状況に応じて対応する必要があると思います。

 

 

意外に忘れてしまう歯科検診!

受験シーズンとインフルエンザの流行が重なるので忘れられることが多いのが歯科検診です。

 

乳歯と永久歯では虫歯の進行状況も異なりますが、事前に検診をするのが最善だと思います。

 

虫歯は進行してから痛みが出るので早い段階で発見することも重要です。

 

以前のように虫歯治療の全てが削る時代ではないので早期発見と検診が重要になります。

 

同時に気をつけたいのが、視力の状態です。

 

急激に視力が下がるとメガネが合わなくなるケースもあります。

 

また初めてのメガネは慣れるのに時間がかかるので要注意です。

 

 

【中学受験準備と対策 1月におこなうことを事前確認】

中学受験も1月になるといよいよ直前対策と準備になります。

 

短い期間に多くのことをこなすには事前に把握しておくことが重要です。

 

ここでは、1月におこなう中学受験の準備確認事項を説明します。

 

主に親御さん向けの内容になりますので、しっかり確認してほしいと思います。

入試当日のシミュレーションをしよう!

首都圏の中学入試は、1月中旬~2月初旬におこなわれます。

 

特に東京都神奈川県2月初旬に集中しています。

 

受験日は、電車やバスを利用するご家庭が多いと思いますが、当然のごとく通勤ラッシュと重なることも予想できます。

 

できるだけスムーズな移動ができるような準備が必要になります。

 

 

服装

受験のときに着ていく洋服は事前に考えておくようにしましょう。

 

持ち物はもちろんですが、天候によって服装の対応を考えるのも重要な準備になります。

 

特に大雪や大雨のことも想定した服装や防寒対策は必須になります。

 

会場内は暑すぎるとマイナス効果になるので、事前の確認が必要です。

 

文具

筆記用具は、受験で重要な持ち物になります。

 

特に定規・分度器・コンパスなど学校によって用意をする必要があるので事前確認が重要です。

 

全て新品で揃えるのを否定しませんが、必ずある程度使い慣れている文具をオススメします。

 

新品でもこれまでに使ったことのあるものであれば問題はありません。

 

実際の行動をシミュレーションしよう!

受験当日午後入試を含めた当日のシミュレーションを事前におこなうことをオススメします。

 

朝の交通機関は、平日と休日では全く違うものです。

 

特に距離が遠いと電車などの混雑で体調を崩す受験生も少なくありません。

 

できるだけお子さんの負担にならないルートや遅延の少ない路線を選ぶことをオススメします。

出願から入学手続きまで必要な資金を用意しよう!

親御さんにとって絶対に忘れてはいけないことが、資金の準備になります。

 

受験費用はもちろん入学手続きや細かい交通費などまとまった費用が必要です。

 

特に併願校の場合、日程によって入学金が返金されないケースも考えられます。

 

また返金されるケースでも手続きに日数を要することもあるので事前に確認することをオススメします。

出願から入学までの予定を表にしよう!

中学受験対策でお子さんの学習計画は予定表にするご家庭が多いのですが、出願から入学までの予定表をつくらないケースがあるようです。

 

予定表をつくることは、単純に忘れ防止だけではありません。

 

モチベーションの向上にもつながるので必ずつくることをオススメします。

 

 

【中学受験準備と対策 2月~3月におこなうことを事前確認】

中学受験の2月~3月は、入試本番と合否確認や進学先の手続きがあります。

 

意外に入試までの予定しか考えていないご家庭もあるようです。

 

ここでは、中学入試の2月~3月におこなう内容を事前説明していきます。

 

中学受験はゴールではなく通過点のひとつなので、先の準備も事前におこなうのが理想的です。

 

中学受験はゴールではなく通過点

入試本番の緊急時対策を事前に確認しておこう!

中学入試当日は、全てがうまくいくとは限りません。

 

様々なトラブルが考えられるので事前に対応策を理解しておく必要があります。

 

特に忘れ物や遅刻は、受験生も親御さんも冷静さを失うトラブルのひとつです。

 

慌てずに受験校に連絡をしてかた最善の対応策をとることをオススメします。

 

もちろん万全で望むことが理想ですが、

事前にトラブル回避の方法を理解しているのは確実にお子さんを安心させることにつながります。

合格発表から入学手続きの流れを把握しよう!

合格発表から入学手続きは、中学校によって異なります。

 

また他校との受験日と重なることもあるので事前に日程や時間の予定を考えることが必要です。

 

受験日のことばかり考えていて、入学手続きを忘れているとスケジュール的に難しくなることもあります。

 

状況によって父親の協力も必要になるので事前に確認することをオススメします。

忘れがちな連絡を事前に把握しよう!

さいごに中学受験の入学手続き後におこなうことを説明しておきます。

 

合格したことで舞い上がってしまい忘れてしまうこともありますが、必ず必要なことです。

 

中学受験のルールとして守るものもありますが、受験生としての大切なマナーもあります。

 

保護者は、特に理解するべき内容になります。

 

 

・塾や小学校への連絡

私立中学校の受験は、合否にかかわらず塾や小学校に連絡をする必要があります。

 

もちろん進学先の中学校を伝えることも必要です。

 

不合格に終わったときは、連絡をしたがらない受験生も多いのが実際のところです。

 

ですが、

 

塾の場合は不合格のときこそ一番の味方になる存在です。

 

 

これまで一緒に学んできた塾の友達や指導をしてきた講師の言葉は、残った受験校合格に向けて大きな力になるはずです。

 

・入学意志確認や入学辞退がある場合の連絡

併願校にあるケースだと思いますが、入学金などの返金手続きの有無にかかわらず入学辞退に関する連絡ははやめにおこなうのが受験のマナーだと思います。

 

確かに入学辞退の連絡をしなくても特に罰せられることではありませんが、

 

1名の合格枠を待っているボーダーラインの受験生がいるのも事実です。

 

 

自分の合格が嬉しい気持ちは理解できますが、

 

他の受験生や親御さんの気持ちも理解できる寛大な対応が望ましいと思います。

 

これは大学受験においても同様です。

 

・役所への進学先の連絡

私立中学校は、合格後の入学手続きを終えると入学に向けて様々な行事があります。

 

制服の採寸や説明会など中学校によって忙しくなる時期です。

 

バタバタしていると忘れてしまうことが、役所への進学先の連絡です。

 

基本的に市内では、お子さんの進学先は学区内の公立中学校で認識されています。

 

私立中学校に進学する場合は、小学校がおこなうことではありません。

 

自分で役所に連絡する必要があるので、事前に必要な手続きを確認しておくことをオススメします。

【まとめ】

今回は、中学受験で11月以降におこなう受験対策や準備について説明をしました。

 

中学受験は毎年同じようなサイクルでおこなわれています。

 

教育改革で受験対策が変わることはあると思いますが、事前の準備や親御さんがおこなう確認事項に大きな変更はないと考えられます。

 

現在6年生の受験生をお持ちのご家庭だけでなく、小学校4年生や5年生の受験生と親御さんにも役立つ情報なので、参考にしてほしいと思います。

 

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