中学受験!第一志望と併願校の最終決定の基本と考え方!

中学受験

中学受験の志望校決定は、受験生の年齢が小学6年生ということもあるので親御さんが志望校決定に大きく関与することになります。

今回は、中学受験の第一志望と併願校の最終決定の基本的なポイントを説明していきます。

この記事を読んで、志望校決定の役に立ててください。

 

【中学受験の受験校を決定するときに事前に理解しておくこと!】

中学受験を考えているご家庭で第一志望を最初に決定するのは、小学校4年生や5年生というケースも多いと思います。

理由はご家庭によって様々だと思いますが、大切なことです。

ここでは、中学受験の受験校決定に関する事前に理解しておいてほしい知識を説明します。

考え方は様々だと思いますが、受験をするのは親御さんではなくお子さんだと理解してください。

中学校選びはブランドや偏差値で選んではいけません!

私立中学校の受験を考えているご家庭でもっとも多いのは、親御さんが中学受験経験者で同じ中学校へ進学させたいという考え方です。

親御さんと同じ中学校に進学をさせたいという気持ちは理解できますが、基本的にお子さんの通いたい中学校で親御さんが必ず説明会に参加をしてほしいと思います。

親御さんの受験した年代と現在の中学受験事情は大きく異なると思います。

また、同じ中学校でも校風や進学実績など全くことなる中学校になっていることも少なくありません。

親御さんが中学校を選ぶときに「ブランド」や「偏差値」を基本に考えてしまう親御さんもあまりオススメはできません。

特に早稲田系列や慶應系列は、親御さんの卒業校という理由だけでなく毎年人気になる中学校です。

あるいは、東大合格率の高い「御三家」と呼ばれるような高偏差値の中学校も人気が高い傾向があります。

もちろん、これらの中学校にも良い部分はたくさんありますし大学進学実績という意味でも選択肢に加える理由になると思います。

ただし、あくまでもお子さんが楽しく通えるかどうかが最も重要なポイントになります。

そのためにも様々な中学校の存在を親子で理解することをオススメします。

中学校受験における第一志望の価値は今後の成長にかかわります!

中学受験における第一志望校は、大学受験や高校受験以上に将来のお子さんの考え方に影響がでる可能性があります。

結論を言えば、第一志望は最後まであきらめないことです。

大学受験や高校受験は、親御さんの意志よりもお子さんの意志や成績などが重要になることが多くなります。

そのためには、ある程度「妥協」することも必要です。

一方、中学受験で決めた第一志望校は、合否だけがすべてではないと理解する必要があります。

もちろん合格を目指してかなえることが理想なのは言うまでもありません。

大切なことは、第一志望校を目指して努力や工夫をすることです。

この経験は合否にかかわらず必ず先々で活かせるように親御さんがサポートする必要があります。

併願校を選ぶときも中学受験の意味や校風を考えよう!

中学受験の併願校には、様々なとらえかたが存在します。

第一志望に合格になったときの滑り止めという味方が一般的だと思います。

または、例え偏差値や進学実績が低くても地元の公立中学校よりは良いだろうという気持ちのご家庭もあるかもしれません。

どのような気持ちで併願校を選択するかは、自由ですが必ずお子さんが納得して通える中学校を併願校に選択しなくてはいけません。

また、中学受験の意味を親子でしっかり理解することが重要です。

第一志望校に合格ができなくてもお子さんが納得している併願校であれば、楽しく通えると思います。

親御さんはどうしても進学実績や将来的なことを考えてしまいますが、中学校から高校の段階で飛躍的に伸びる私立中高一貫校も存在します。

 

【中学受験!第一志望の選び方とリアルな第一志望の考え方!】

中学受験の第一志望は特別な存在だと説明しました。

従って基本的に偏差値に関係なく受験校をかえることはオススメできません。

ここでは、中学受験の第一志望校とリアルな第一志望校の考え方について説明をします。

この考え方は、高校受験や大学受験でも同様の考え方になります。

第一志望は原則変更してはいけないが・・・

中学受験にかかわらず基本的に第一志望校をあきらめてしまうのは、あまりオススメできる考え方ではありません。

大学受験なども併願校を考えるのはそのためです。

特に中学受験の場合はモチベーションを考慮すると変更するメリットがないのが本音になります。

また後から受験をしなかったことを後悔するケースも多いので注意が必要です。

偏差値で考えるのは全てではありませんが、受験校の合否に関する目安として利用価値があるのは事実です。

特に併願校やリアルな第一志望を決定する場合は重要になります。

お子さんの偏差値が50程度のときに偏差値70の中学校が第一志望の場合は無理に変更をする必要はありませんが、親御さんの立場としては合格可能性のある併願校を考えておくことになります。

リアルな第一志望の存在と考え方!

中学受験の場合は、第一志望が厳しい状態でも変更しないことをすすめることが多いので、リアルな第一志望という言葉を用いることもあります。

つまり偏差値50程度のお子さんであれば、リアルな第一志望校を偏差値55程度と考えることになります。

偏差値上の+5はチャレンジ校として申し分ありません。

リアルな第一志望校の条件は、極力第一志望校と校風や教育理念が似ていることが条件になります。

部活動なども含めて探すのが理想です。

第一志望が進学校なのにリアルな第一志望校が大学附属校というのはあまりオススメできる選択肢ではありません。

ただし大学付属校でもほぼ進学校もあるので一概には言えません。

偏差値の高い第一志望をお考えのご家庭は、併願校の決定方法がとても重要になります。

特に日程的なことも考慮すると毎年変動することもあるので最新の情報に注目することをオススメします。

併願校は滑り止めとは異なる意識が重要です!

大学受験や高校受験で「滑り止め」という言葉を使いますが、中学受験では決して使ってほしくはない言葉です。

現実的にそのように思われていてもお子さんが通う可能性のある中学校を親御さんが滑り止めという表現をするのはあまり好ましくありません。

実際に中学校に通うお子さんが、行きたくないと考えている中学校であれば、最初から受験をしないのが理想です。

偏差値に関係なく校風の優れた私立中学校は存在しますのでお子さんに適した併願校を探すようにしましょう。

 

【中学受験!合格に必須の受験方法とポイント!】

中学受験の第一志望校と併願校の決定方法や考え方を説明してきましたが、

最後に第一志望にかかわらず合格を手にするために必須の対策方法を紹介します。

ここでは、中学受験で志望校に合格するために是非オススメしたい対策方法になります。

気持ちの問題と考えずに実行することをオススメします。

試し受験の存在は単なる慣れではありません!

中学受験では、お試し受験と呼ばれる言葉が一般的になっています。

首都圏の受験生が、地方の私立中学校や日程の早い中学校の受験をすることです。

中学受験のお試し受験のメリットのひとつに受験に対する慣れがあります。

確かにいきなり緊張する環境に行くよりも慣れることは重要です。

稀に誤解をして確実に合格できる私立中学校をお試し受験に選択する親御さんがいますが、必ずしも良い結果につながるとは言えません。

むしろデメリットになることもあります。

お子さんが中学受験になれることは良いのですが、モチベーションという意味ではできるだけ同等レベルに近い中学校の受験をオススメします。

それでも地方の中学校の場合は、多くの合格者を出すので実際の第一志望校に比べれば合格率は格段に高くなります。

お試し受験の中学校でも通学圏内であれば通える中学校を選ぶのもひとつの考え方です。

選択する中学校は、お子さんの性格に合わせて決定することが必要になります。

中学受験に必須の行動!受験生は受験校に必ず訪問しよう!

中学受験で志望校に合格するポイントに説明会やイベントへの参加があります。

説明会やイベントには、極力受験生も参加することをオススメします。

特に第一志望は、複数回中学校に訪れることで場所に対するプレッシャーがなくなります。

同時にこの学校に通いたいというモチベーションの向上につながるので必須の行動だと思います。

中には併願校の説明会やイベントには、お子さんを連れて行かない親御さんもいるようですが、

できるだけ参加することが望ましいといえます。

何度も説明していますが、通うのはお子さんです。

通う可能性のある中学校は、必ず訪問してこの学校に通いたいと思える気持ちをもつことが重要になります。

併願校を受験するときは、様々な方法を利用しよう!

受験校の決定は、日程や距離などを考えて慎重に対応する必要があります。

第一志望と併願校の日程が重なった場合も想定しておくことが重要です。

複数回の受験を実施している難関校は、日程後半になると更に難易度が高くなります。

リアルな第一志望と日程が重なっている場合は、第一志望校の後半日程を変更する気持ちも必要です。

併願校の受験方法で一般的になっている受験方法が「午後受験」の利用です。

午後入試は科目的にも考慮されているのでメリットの多い受験ですが、当然デメリットもあります。

特に日程的に1日に2回受験する場合は、日程に注意が必要です。

東京・神奈川で見られる2/1から2/5まで全ての午前と午後に入試を組み込むのは体力的に厳しいと思います。

第一志望を中心に併願校とのバランスを考えながら早めに合格決定が可能な日程を組むことも親御さんの大切な役割になります。

通塾をしている受験生は、塾の意見も参考にすると良い日程が組める可能性が高くなります。

また、必要に応じてダブル登録をしておくのも悪くありません。

ダブル登録とは前半日程の合否によって、どちらかの中学校を受験する考え方です。

費用的に確実にマイナスになりますが、状況に応じて効果的な方法になります。

【まとめ】

今回は、中学受験の第一志望と併願校の決定方法やポイントについて説明をしました。

特にメンタル面での影響を考えた内容になっています。

中学受験は、親御さんとお子さんの二人三脚です。

温度差があるとなかなか良い結果を求めるのが難しくなりますので、親御さんが上手く合わせてあげるのがポイントになります。

タイトルとURLをコピーしました