中学受験生と保護者必見!夏休みの科目別学習方法 社会編

中学受験

中学受験に関わらず社会は、暗記科目だから終盤に追込めば間に合うと考えている保護者も多いのではないかと思います。確かに学校の定期テストならのりきれるかもしれません。

今回は、中学受験生と保護者向けに夏休みの社会の学習方法を説明します。

社会が苦手なお子さん向けの対策も説明していきますので、参考にしてください。

 

【中学受験生向け!夏休みの科目別学習方法 社会編】

中学受験の社会は「地理」「歴史」「公民」の3分野から出題されます。近年は複合問題や、理論的思考力を試される難問を出題する中学校も存在します。

ここでは、中学受験生向けに夏休みの社会の学習方法を説明します。

夏休み以降の学習方法にもつながるので参考にしてほしいと思います。

詰め込み暗記タイプの時代は終わった!難関校は理論的思考力が必要!

社会は、暗記科目のイメージが強いのでひたすら教科書や参考書を覚える学習方法をすすめる傾向があります。確かに暗記科目ではありますが、中学受験対策は用語の暗記だけでは通用しません。

 

地理・歴史・公民の3分野の複合問題はもちろんですが、単純に答えるだけでなく詳しく状況や内容を理解していないと正解できない出題も少なくありません。

 

地理だと以前は、河川や山脈の名称などを答える問題が多かったのですが、環境や地域の特徴から考えられる農業や産業を考える問題などもあります。

 

つまりその分野も単純に一問一答形式で暗記をしていても難関校の問題はほぼ解けないと考えて間違いありません。

関連事項や流れを把握しながら学習をすすめる必要があります。

社会は流れで覚える科目!

社会は1点の暗記ではなく、関連事項や流れを考慮した学習方法が重要になります。

特に地理や歴史は、高校受験や大学受験に比べると範囲も絞られるので詳細を理解する必要があります。

大学受験になると世界史や日本史で流れを意識するように教えられますが、中学受験はいまだに暗記中心に考えている方もいるようです。

 

中学受験では、難関校から中堅校までもっとも多く出題される分野が地理分野です

特に地域の特徴を理解していないと答えられない問題が多くなっています。

 

関越地方や東北地方では、雪が多く気温も低くなりますが、降水量や気温を比較すると各県で特徴がはっきりします。

農業や産業にも違いがあるので理解する必要があります。

 

難関校と中堅校では対策は全く異なる社会の受験問題

中学受験の社会は、難関校と中堅校では全くスタイルの異なる出題が多くなっています。

塾や参考書で学習できる範囲に収まらない出題をすることがあります。

特に中堅校の地理や歴史の複合問題では、受験校のある地域の歴史や地理に関する問題が出題されることもあります。

第一志望はもちろんですが、併願校でも周辺地図は把握しておきましょう。

 

また、周辺に珍しい地図記号の建造物などがある場合も覚えておくことをオススメします。

あくまでも推測ですが、今後は地図記号の出題も多くなるかもしれません。

一方、難関校では単純に用語を暗記するだけでなく、複合的な問題を理論的に解く必要があるはずです。

少なくとも用語に対する説明や記述ができるようにしておきましょう。

 

【中学受験生の保護者向け 夏休みの学習のポイント 社会編】

中学受験生をお持ちの保護者にとって夏休み以降は本当の受験がはじまる時期です。

社会は、比較的スタートが遅れがちなので成果が出ないと焦りにつながります。

ここでは、保護者ができるサポートや社会の苦手なお子さんに対する対応策を説明していきます。

過去問題などの考え方も説明しているので参考にしてください。

 

学校説明会で社会の出題傾向を探ろう!

中学受験で保護者がおこなえる大切なサポートのひとつに「学校説明会」への参加と情報収集があります。確かに塾の講師などの説明もありますが、実際に参加をオススメします。

中学校にもよりますが、各科目の担当者から入試問題に関する説明があります。

 

国語や算数・理科は比較的同様の出題形式ですが、社会は大きく異なります。

 

 

難関校の場合は、塾などであつかう教材に近い内容が出題される傾向がありますが、中堅校ほど学校独自の出題が多くなります

問題自体は、基本的な問題ですが学校の所在地に関する地理や歴史の問題なども出題されることがあるので注意が必要です。

学校説明会のときに配布される「過去問題」は、市販されていないものも多いので確実に手に入れて活用することをオススメします。

 

過去問題の取り組み方を検討している保護者の対応策!~社会編~

社会の過去問題は、学校説明会で入試問題に関する内容説明がおこなわれる9月以降の開始で充分です。

夏休みから気合いを入れるのもわかりますが、慌てる必要はありません。

過去問題は、問題を解けることだけが目的ではありません。

むしろ出題形式や時間配分などは、保護者の方が調べやすいこともあります。

 

夏休み期間中は、お子さんの学習時間に社会の過去問題をムリに加える必要はありません。

親御さんが、併願予定校を含めた出題傾向や難易度などを把握することをオススメします。

 

社会が苦手なお子さんの成績アップ作戦!

社会は暗記科目ですが、暗記だけでは目標校の合格は遠くなる一方です。

暗記をすることはもちろん大切ですが、関連付けや整理が重要になります。

社会の苦手なお子さんであれば、歴史は「マンガ本」形式のものでも良いので興味を持つことが重要になります。

地理は、早い段階で都道府県や県庁所在地を覚えていく必要があります。この土台部分に関連事項を重ねていくことになるので整理して管理して記憶しておかなければなりません。

お子さんの性格によって、地理・歴史のどちらかだけでも集中的に学習する方法も苦手克服のポイントにつながります。

暗記や記憶の方法は、正直に言って十人十色と言っても過言ではありません。

お子さんにとって良い暗記方法を一緒に考えるのも親御さんの役目でもあります。

【まとめ】

社会は暗記科目ですが、基本的な教材は通塾している塾で使用しているテキストで問題ありません。

市販であれば、偏差値にあわせて購入を検討しても良いと思います。

どちらにしても社会は、終盤の追込みで何とかしようとする受験生も少なくありませんが、終盤になると焦りもあるので思うようにはかどらなくなります。

国語や算数に比べると比重が、少なくなるのは仕方がありません。

ただし、後でまとめて覚える方法はオススメできないので、コツコツ反復学習で予定を考えていきましょう。

 

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