大学受験生必見!夏休みの受験対策と学習方法~世界史編~!

大学受験

文系受験生は、日本史と世界史の選択で迷う人も多いと思います。どちらを選択するのが良いかは機会があれば、説明したいと考えています。

今回は、世界史に注目をして夏休みの受験対策と学習方法を説明していきます。

この記事を読んで、世界史の受験対策方法と学習のポイントを理解しましょう。

 

【大学受験の世界史!夏休みの受験対策と学習方法のポイント!】

日本史に比べて1.3倍~1.4倍の暗記量が必要だと言われている世界史ですが、内容は日本史に比べると浅く広くという印象があります。

ここでは、世界史の夏休み受験対策と学習方法のポイントを説明します。

世界史は、学習方法さえ間違えなければ確実に得点できる科目です。

大学受験の世界史「センター試験と一般入試」で異なる対策と学習内容

大学受験の世界史は、センター試験と国公立2次や私大一般入試では対策方法が異なります。

基本的な考え方は変わりませんが、難易度が大きく異なります。

  • 世界史のセンター試験対策

センター試験は、基本的に教科書の内容が出題されます。ただし、重要項目だけを単純に覚えていても高得点を取ることは不可能です。

センター試験でも資料集や教科書に掲載されている図や表からの出題は多くなっています。特に近代史の統計資料などの出題が目立つので教科書と資料集を確認しましょう。

  • 世界史の国公立2次試験対策

国公立大学の2次試験を受けるには、センター試験で高得点を取る必要があります。特に難関大学だと80%~90%以上は必須と言われています。

センター試験で90%できたといっても2次試験は出題形式が異なるので注意が必要です。記述・論述が中心になるので、限られた文字数とキーワードを使ってまとめる対策をしなければなりません。

  • 世界史の私立大学試験対策

世界史は、日本史と比べると覚える量が多くても内容的にやや易しいと言われています。ただし、センター試験や中堅大学に限ることだと理解してください。

私立難関大学になると教科書には掲載されていない内容の問題も出題されることがあります。難関私大受験を考えている受験生は、日本史の教科書も合わせて熟読しておくことをオススメします。

世界史のポイントは縦の歴史と横の歴史の把握!

一般的に日本史は「縦」世界史は「横」の流れが重要だと言われています。

確かに個々の時代の流れが重要な日本史と関連諸国との流れが重要な世界史という意味では正しい言葉です。

  • 地域別の流れを時代別に把握しよう!

世界史の学習の基本は、各国の時代の流れを把握する「横の歴史」を理解する必要があります。教科書や資料集だけでは理解できない部分もあると思うのでノートなどにまとめることをオススメします。

特にセンター試験や私立大学の一般入試で出題されることの多いヨーロッパや中国の文化史を含めた時代の流れは、「縦」と「横」を関連して覚える必要があります。

  • 近代史は短い区切りで出来事を整理しよう!

世界史は、近代史になると短い期間で様々な出来事が起こっています。特に20世紀は、「19○9年」といったように下1桁が9のときに歴史が大きく動きます。

言い方を変えると10年単位で世界のどこかで大きな出来事があるということです。10年単位縦の歴史と各国の関連を意識した横の歴史を学習するようにしましょう。

  • 19世紀以前は、地域ごとに区分して考えよう!

世界史の19世紀以前は、教科書で学習をすすめていくとややこしくなることも多く苦手意識のある受験生も少なくありません。

地域を5つ程度にわけて考えると時代背景や歴史の流れが理解できるようになります。東アジアとアメリカやヨーロッパを別に考えてから後でまとめると順調に学習ができます。

頻出頻度の高い文化史は、地域別にまとめていこう!

世界史の中でも文化史は、センター試験や私立大学入試で頻繁に出題されています。

ただ教科書を順番に学習していてもなかなか覚えられないので学習対策を考えましょう。

  • センター試験と私大では必須の文化史!

先ほども説明しましたが、センター試験と私大一般入試に文化史は必須項目だと言えます。教科書を読んで理解できれば問題はありませんが、なかなか上手くいかない人もいると思います。

基本的に中国とヨーロッパを中心に年代順とジャンルを中心にまとめておくことをオススメします。具体的には、図や表にするとわかりやすくなると思います。

  • 「いつ」「なに」「どこ」「だれ」を整理しておこう!

中国とヨーロッパの文化史をまとめるときにオススメする方法は、「いつ」「なに」「どこ」「だれ」を意識した学習方法になります。

特に「なに」の部分は、簡単に事柄やジャンルを記載するだけでなく資料集や参考書などを使用して詳細な内容を把握することをオススメします。

  • 教科書を超えた知識が必要になることも・・・

世界史の多くの分野は、教科書と資料集の範囲で充分だと思います。難関大学はこの限りではありません。

文化史に関しては、教科書の内容だけでは不足です。参考書などを利用して理解を深める必要があります。必要に応じて日本史の教科書も利用しましょう。

 

【大学受験の世界史!夏休み中に克服したい苦手対策の学習方法!】

大学受験で世界史を選択した受験生の中には、暗記する量が多くて苦労している人も多いと思います。特に全く覚えられないと徐々に焦りに変わるので悪影響です。

ここでは、夏休み中に克服したい世界史の苦手対策と学習方法を説明していきます。

世界史が苦手な受験生は、是非参考にしてほしいと思います。

受験生が失敗しやすい学習方法と改善策!世界史編

充分な学習時間を確保しているのになかなか世界史の成績が上がらない受験生の中には、学習方法自体が間違えていることが少なくありません。

以下に紹介する学習方法は、受験生の間違った学習方法のひとつです

早急にここまでに説明してきた方法に改善することをオススメします。

  • 教科書の重要項目を単純暗記する!

世界史は暗記科目ということを理由にひたすら教科書を読んで重要語句を暗記している受験生がいます。確かに重要語句の暗記を否定するつもりはありませんが、それではダメです。

これまでに説明したように「いつ」「なに」「どこ」「だれ」を関連して覚えることが世界史の基本学習方法です。重要語句は必須ですが、これらのことを関連させることが重要になります。

  • 教科書の文章以外をとばして学習をすすめる!

1つ目の例と似ていますが、教科書を読むのに必死になりすぎて「資料集」「教科書内の図表」などをとばしてしまう受験生も少なくありません。

学習は、音読や読んで耳から覚えることも必要です。同時に、目で見て覚えることも重要な学習方法になるので、図表や資料集もしっかり利用しましょう。

  • センター試験や志望校の過去問ばかり解いている

夏休みになるとセンター試験や第一志望校の過去問ばかりを解いている受験生もいるようです。確かに時間のある夏休みに過去問題を解くことを否定はしません。

冷静に考えて苦手な科目のセンター試験の過去問題を解きたくなる気持ちも理解できますが、世界史が苦手な受験生が解いても自信をなくすだけで終わってしまいます。

今更聞けない!!世界史Aと世界史Bの違いとは?

世界史A世界史B違いを今更人に聞きにくいという人のために簡単に説明していきます。基本的な考え方は、日本史Aと日本史Bと大きな違いはありません。

世界史Aと世界史Bの大きな違いは、範囲と難易度です。世界史Aは近代史が中心で、世界史Bは全体が範囲となっています。

世界史A世界史B
近代史中心全範囲

範囲だけを見ると世界史Aの方が楽な感じがします。元々はセンター時の負担を考慮して範囲の狭い世界史Aが誕生したことに違いはありません。

実際の問題のレベルを考えると世界史Aの方が細かい所まで知識を得る必要があります。また、多くの受験生が苦手としている範囲が主軸になっているので安易に選択するのはオススメできません。

一番大事なことは、世界史Aを選択してしまうと受験できる大学や学部がかなり限られてしまうことです。文系学部の多くは世界史Bが選択科目になります。

世界史が苦手な受験生にオススメする参考書と問題集!

世界史が苦手な受験生向けに説明をしてきましたが、最後にオススメの参考書と問題集を紹介します。

あくまでも教科書と資料集がもっとも主力になるので忘れないでください。

 

・詳説世界史B 山川出版

・世界史用語集 山川出版

・これならわかる!ナビゲーター世界史B 山川出版社

世界史にも色々な参考書がありますが、やはり苦手な受験生向けとなると「教科書」「用語集」が最初にオススメする参考書になります。

教科書と用語集があれば、おそらくセンターレベルであれば充分通用します。

もちろん、本文中にある学習方法を実践することが前提になります。



 

「これならわかる!ナビゲーター世界史B」は、4冊のシリーズになっているので是非全て購入することをオススメします。

世界史もインプットばかりでは、実際の入試で力を発揮できません。

この問題集は、基本的なレベルの問題集なので苦手な受験生にオススメできます。




 

難関大学を目指す受験生は、他の参考書や問題集に取り組む必要があります。

あくまでも偏差値50程度を目指すことを目標にしている世界史の苦手な受験生向けのオススメです。

【まとめ】

今回は、世界史の夏休みの受験対策と学習のポイントを説明しました。この記事を読む受験生は、基本的に世界史が苦手な人だと思います。

日本史や世界史だけでなく、学習の多くは楽しむことも必要です。自分の興味があることは、習慣化することも難しくありません。

受験勉強という形で取り組むと苦しむことになります。得意な科目はやる気もあるのでそのままで良いですが、苦手な科目は一度気持ちを楽にして取り組んでみることをオススメします。

 

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