大学受験は、万全の受験対策をしていても様々なトラブルが原因で実力を発揮できない危険性があります。試験前はもちろんですが、試験中も様々なトラブルが考えられます。
今回は、受験当日の会場で考えられるトラブルと対策方法を説明していきます。この記事を読んで事前に対策を理解しておけば、安心して受験にのぞめます。
【大学受験の試験当日に会場で考えられるトラブル!】
大学受験対策の基本は、志望校に合格できるように受験勉強をすることです。同時に考えておきたいのが、受験会場や試験中におこるトラブル対策になります。
ここでは、大学受験当日の会場で考えられる代表的なトラブルと対策方法を説明していきます。比較的多くの会場で考えられることなので、事前に対策方法を考えておくことです。
試験会場の待合室と試験会場の室温差に注意!
試験会場によって異なりますが、試験開始まで待機をする待合室が用意されていることがあります。待合室といっても会場によって気温差があるので、注意が必要になります。
実際に試験を受ける会場も室温が異なるので、事前の準備が必要です。受験日程が集中する時期は季節的にも外との温度差が大きくなります。
基本的に暑さと寒さに対応できるようにするのが理想です。服装を調節すると同時に持ち物にカイロや冷えピタなどを用意しておくのもひとつの方法になります。
冬場の受験会場に多いのは、空調によって頭が暑くて足元が寒くなることです。このようなときにカイロや冷えピタが活躍します。
試験会場や大学の方針で、特定の持ち物を禁止していることもあります。カイロや冷えピタなどを利用する場合は、事前に確認することをオススメします。
会場内のトイレの場所と数にも注意をしよう!
大学受験に限らず各種試験会場のトラブルで最も多いのがトイレの数や場所になります。トイレの待ち時間が長くて、試験開始時間に遅れては意味がありません。
会場にもよりますが、休憩時間の度に長蛇の列になってしまうことも考えられます。トイレの設置場所によっては、寒い場所のこともあるので注意が必要です。
模試やオープンキャンパスで会場に訪れる予定がある場合は、事前にトイレの場所を調べておくことをオススメします。当日の場合は早めに会場に行って、確認することも可能です。
待ち時間は避けることは難しいですが、時間帯を選ぶと多少軽減できることもあります。特に昼休み開始直後などは混雑しやすいと思います。
試験当日の昼食に注意をしよう!
試験で昼食が必要な場合は、食べる場所と量に注意をする必要があります。昼食は受験会場で食べることになると思いますが、途中で購入する場合は購入場所を把握しておくべきです。
お弁当屋さんやコンビニで昼食を購入してから会場に向かう場合は、事前に購入できるお店を数ヶ所チェックすることをオススメします。
昼食の種類や量にも注意が必要です。できるだけ消化の良いもので、満腹にならないようにする必要があります。
午前中の試験の疲れと満腹は眠気を誘いますので、午後の試験に悪影響になることも考えられます。個人差はあると思いますが、昼食後10分程度の仮眠をとるのもひとつの対策方法です。
【大学受験の試験当日の試験中に考えられるトラブル!】
大学受験の会場で考えられる様々なトラブルと対策方法を紹介しました。次に説明していくのは、試験中に考えられる代表的なトラブルと対策方法です。
受験勉強中は集中できる環境ですが、試験会場は必ずしも良い環境で受験ができるとは限りません。事前にトラブル対策をすることが理想的な対応策です。
試験会場や試験中に体調が悪くなったらどうするの?
大学受験の時期は、季節的にも風邪などで体調を崩しやすい時期です。更に試験当日は、受験の重圧から体調不良に悩む受験生も少なくありません。
日頃から体調を崩しやすい人は、あらかじめ朝に薬を服用するか会場に持って行くようにする必要があります。
頭痛・腹痛・鼻炎などが考えられますが、薬の中には眠くなってしまうものもあるので注意が必要です。事前に薬局や医師に相談をすることをオススメします。
日頃の体調管理ができていても、試験会場で体調を崩す受験生は少なくありません。日頃から重圧に負けないメンタルの強化も受験対策に必要です。
隣やまわりの受験生がうるさいときはどうするの?
試験中に隣やまわりの受験生の存在が影響して集中できないことは、大学受験に限らず模試でも経験したことがあるかもしれません。
特に日頃の受験勉強をひとりで集中している受験生は要注意です。隣の受験生が、答案用紙に書き込む鉛筆のわずかな音も騒音になることがあります。
試験会場で気になる音には次のようなものがあります。
・まわり受験生の鉛筆の音
・冊子タイプの問題のページをめくる音
・会場の時計の音や空調音
・となりの受験生が動く音
・まわりの受験生が鼻をかむ音やすする音
・まわりの受験生のため息
これらの音は、普段であれば気にならないことも試験中は雑音以外の何物でもありません。このような音に関する対策方法は「慣れ」が一番効果的な対策方法になります。
受験対策のひとつにメンタル面の強化をあげていますが、騒音対策もそのひとつです。具体的な対策方法は、後ほど説明するので参考にしてください。
同じ高校や友人との対応方法!
大学の受験会場に行くと同じ高校の同級生や小中学校時代の友人と出会うことも考えられます。このような場面が、プラスになる受験生とマイナスになる受験生が存在します。
友人や同級生と話すことで、試験にする緊張や重圧が少なくなる受験生はプラス効果があります。一方、集中力を欠いてしまうなどマイナスになってしまうケースも考えられます。
こればかりは個人差というものがあるので一概には言えませんが、一般的に「団結効果」や「仲間意識」などがプラスにつながることが期待できるようです。
【大学受験の試験会場のトラブルを事前対策!】
ここまで大学受験の会場や試験中に考えられるトラブルと対策方法を説明してきました。トラブルも事前に対策ができれば、さほど大きな問題になりません。
ここでは、大学受験の試験会場や試験中に考えられるトラブルの事前対策方法を説明していきます。具体的な対策方法も紹介しているので、参考にしてください。
試験会場はできるだけ実際に確認しよう!
試験会場には、できる範囲で実際に訪れることをオススメします。特にトイレの場所や売店などの有無や試験当日のことも調べておくと便利です。
私立大学であれば、オープンキャンパスや模試で訪れたときに調べることができます。遠方で実際に確認するのが難しい受験生は、可能な範囲で電話や公式ホームページなどで確認することをオススメします。
当日の寒暖に関する対策方法は、どちらにも対応できる服装やアイテムなどを用意しておくのが理想です。
騒音対策は日頃の習慣で回避しよう!
試験会場での騒音については、基本的に慣れるのが一番の解決方法です。特に日頃の受験勉強を静かな環境でおこなっている受験生は、対策が必要になります。
喫茶店やファミレスなどのまわりの会話が気になる環境でも集中することができれば問題ありません。もちろん、全ての勉強時間をこの環境下でおこなう必要はありません。
体調管理とメンタル強化は必須の受験対策!
受験対策は、学習面と体調管理に加えて重圧に勝てるメンタル面の強化も必要です。いくら模試の合格率がA判定でも緊張や体調不良では、実力を発揮できません。
体調管理は、食事と睡眠時間の確保が基本です。特に受験2週間前は、受験当日に合わせて朝型の生活を習慣化させることが必要になります。
メンタル面の強化は、慣れることが重要です。試験に対するメンタル面は、模試や過去問を充分に対策することで自信につなげることをオススメします。
【まとめ】
今回は、試験当日の会場や試験中に考えられるトラブルと対策方法を説明しました。試験会場は、事前にトイレの場所を確認しておくことをオススメします。
受験対策の学習面はもちろんですが、体調管理やメンタル面の強化も重要です。受験当日はトラブルも多いですが、事前にできる範囲の対策をして受験に望んでください。